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相談者:くろすけさん(26歳/女性)

子宮頸癌と乳癌検診を去年の8月に行いました。 子宮頸癌は陰性 乳癌は超音波検診で異常ありませんでした 半年経ちましたましたが、また検診をした方が良いでしょうか?? 一年に一回では何となく心配なんです。 そして乳癌検診はエコー検診だけでは駄目でしょうか?? やはりマンモグラフィ検査でないと信頼性に欠けますか?? 沢山の質問すみませんが…どうかヨロシクお願いします。

相談者に共感!

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2011/01/18 15:49

マンモグラフィーのメリットは、触診では触れない腫瘤が観察できる。微細石灰化の描出に優れている。乳房全体を一枚の写真におさめる事ができるので、左右比較対照することが可能ということがあげられます。エコーのメリットは、放射線による被曝を伴わない為、妊娠中でも検査が可能。痛みがない。リアルタイムでの観察が可能。任意の角度・方向から観察が可能。軟部組織の検出に優れている。腫瘤の内部構造の描出も容易。乳房再建術後あるいは、シリコンインプラントによる豊胸手術後の検査が可能な点があります。また、デメリットもそれぞれあります。マンモグラフィーのデメリットとしては、X線検査なので放射線被ばく多少ある。そのため、妊娠中の検査は避けるべきである。(1回のマンモグラフィー検査での被ばく線量は、0.05~0.15mSvといわれています。普段生活しているだけで、年間2.4mSvの自然放射能を浴びているといわれており検査での被ばくはほとんど問題がないとされています)乳房を板で圧迫するので痛みを伴う。高濃度乳房においては病変が乳腺に隠れてしまう可能性がありマンモグラフィーのみでの診断の信頼性は非常に限られることがあげられます。そして乳腺エコーのデメリットは、観察視野が狭いので全体像を把握しにくい。再現性に乏しい。石灰化の描出はMMGに比べて難しい。リアルタイム性がメリットだが、検査時に拾い上げられなかった所見は結果として残せないという点です。乳ガン検診は1年に1度お受け頂く事を推奨されています。早期乳ガンの発見には両方の検査を受けられることをお勧め致します。

2011/01/18 16:57