相談者:山本杏奈さん(26歳/女性)
ここ半年程、生理後の腹痛が酷いです。我慢できるレベルの月もあれば、動くのも辛いほど痛みの強い月もあり、仕事や日常生活に支障をきたしつつあります。生理後、しばらくすると症状が落ち着くので、今までは生理痛の名残だと思っていましたが、今月は不正出血を伴い、食欲もなく、体重が激減。何か悪い病気でないと良いのですが…
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婦人科

相談者:山本杏奈さん(26歳/女性)
ここ半年程、生理後の腹痛が酷いです。我慢できるレベルの月もあれば、動くのも辛いほど痛みの強い月もあり、仕事や日常生活に支障をきたしつつあります。生理後、しばらくすると症状が落ち着くので、今までは生理痛の名残だと思っていましたが、今月は不正出血を伴い、食欲もなく、体重が激減。何か悪い病気でないと良いのですが…
女性の場合、下腹部が痛むときは、大腸などの消化器の異常とは別に、子宮や卵巣などの異常も疑う必要があります。なかでも、子宮筋腫は婦人科の腫瘍のなかでは最も多い病気で、30~40歳代の3人に1人の割合でみられます。 子宮筋腫は、女性ホルモンのエストロゲンの働きによって大きくなる良性腫瘍で、できる場所によって次の3つのタイプに分けられます。子宮の筋肉の中で大きくなった「筋層内筋腫」、子宮の外に飛び出した「漿膜下(しょうまくか)筋腫」、子宮内側の粘膜に向かって発育した「粘膜下筋腫」です。 このうち、下腹部痛を起こしやすいのは、「筋層内筋腫」と「漿膜下筋腫」です。どちらも、筋腫が大きくなるにしたがって周りの臓器を圧迫するため、下腹部痛の原因になります。また、直腸を圧迫すると便秘、膀胱(ぼうこう)を圧迫すると頻尿、神経を圧迫すると腰痛を起こします。 また、「筋層内筋腫」や「粘膜下筋腫」では、子宮の内腔が変形して月経の出血量が増えます。そのため、貧血になることがあり、どうきや息切れなどの貧血症状を伴うこともあります。 また、卵巣腫瘍の主な症状は、下腹部痛のほかに腹部膨満感、性器出血、便秘、頻尿などさまざまです。腫瘍が大きくなった場合は、ジーンズやスカートのウエストがきつくなって気づくこともありますが、サイズがかなり大きくなってからでないと症状が出てきにくいため、発見が遅れがちです。卵巣腫瘍には良性、悪性、その中間タイプとさまざまな種類があり、場合によっては卵巣を摘出しなければならなかったり、治療が難しくなることもあります。 子宮や卵巣の病気は、日常生活での予防が難しいものが少なくありません。重症化させないように、また発見が遅れないように、定期的に婦人科検診を受けましょう。また、異常を感じたら早めに婦人科を受診し、腫瘍などの有無を確認することが大切です。
2011/03/03 23:02