相談者:カラダメディカさん(22歳/女性)
生理が2週間遅れてます。昨日産婦人科へ行って.妊娠はしてないとのことで生理をこさせる注射をうってもらいました。ほっとしたのか.結局生理が遅れた理由をなにも聞かずに帰ってきてしまいました。明確には難しいと思いますが.考えられる生理が遅れた理由を教えてください。お願いします。
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婦人科
相談者:カラダメディカさん(22歳/女性)
生理が2週間遅れてます。昨日産婦人科へ行って.妊娠はしてないとのことで生理をこさせる注射をうってもらいました。ほっとしたのか.結局生理が遅れた理由をなにも聞かずに帰ってきてしまいました。明確には難しいと思いますが.考えられる生理が遅れた理由を教えてください。お願いします。
月経不順や無排卵になる原因は様々で、症状だけで原因を突き止める事はほとんど不可能です。でも、血液検査で女性ホルモンや下垂体ホルモン・甲状腺ホルモン・乳汁分泌ホルモン、などを調べれば、ある程度予測はつきます。主な原因は・・・1)脳が卵巣に命令を出さない。卵巣は脳の視床下部、下垂体系というところからの命令を受けて働いています。この視床下部というところは、脳の中でも非常に原始的な部分を司っていて、強いストレスや体重の極端な減少によってダメージを受けると、一時的にちゃんと命令を出せなくなってしまうのです。命令が来なければ、卵巣はもちろん働きません。一番多いケースは、摂食障害によって一気に体重が減ってしまった場合。脳にかかる負担は相当なようで、なかなか元の状態に戻ってくれずに苦労します。 2)卵巣がきちんと働かない。脳からの命令はきちんと来ているのだけれど、卵巣が疲れてしまっていて脳の命令に反応していないのがこのケースです。卵巣が疲れる原因はいろいろありま すが、ストレス・冷え・血行不良・体重減少・卵巣の腫瘍などなど・・・3)他のホルモンが出すぎて邪魔している。お乳を出すためのプロラクチンというホルモンや、甲状腺のホルモンが出すぎても、卵巣はうまく働けなくなってしまいます。プロラクチンというホルモン は、ちょっとハードな運動をしすぎたりストレスがかかったりしても、一時的に高くなることがあります。また、胃薬や安定剤の中には、副作用としてこのプロラクチンの値を高くしてしまうものもあります。4)卵巣の壁が厚くなっている。これは「多嚢胞性卵巣」と言って、卵巣の壁が厚くなって脳からの命令のバランスが崩れるために、うまく排卵できなくなる病気です。長くなりましたが、月経が遅れる傾向(月経周期が長くなる傾向)が今後も続くようでしたら、再度婦人科を受診し調べてもらった方がいいかもしれませんね。
2011/10/21 10:16