流産が心配

流産の8割は妊娠12週前に起こるといわれています。妊娠中の30%は流産すると言われていますが、実際に流産したと気づくのは10%前後だと言われています。一般的に流産をする出血や腹痛等がでて子宮内の組織が出てくることが一般的です。しかし、稽留流産といって全く症状が出ない場合もあります。この場合、つわりや胸の張りはすぐにはなくなりませんが、流産の経過とともに徐々になくなってきます。しかし、これらを判断するのはやはりエコー検査等でないと難しいかもしれません。流産の原因として胎児の遺伝子異常が50％でその他は感染症や母の胎内における免疫反応、ホルモンのバランス異常などが原因があると言われています。流産を引き起こすものとしては喫煙や性感染症、アルコールやカフェインの多飲、高年齢、薬の内服、肥満などが分かっています。そして流産の原因として中絶の既往があった、ストレスがあった、セックスをしてしまった、無理をしすぎてしまった、運動をしすぎてしまった、ということがよく言われますがこれも厳密には医学的に明らかな関係が証明されていないことが多いです。ですので、現在はこのまま様子を見られて次回の検診までまたれる方がいいかと思います。