授乳中の薬について

特に問題ないと思います．

授乳中の薬についてですね。今回は風邪の診断なのですね。大前提として風邪というのはウイルスの感染症ですので、抗生物質は不要です。レボフロキサシンはニューキノロン系の抗生物質ですが、小児には投与しない薬です。理由は関節形成に異常を与える可能性があるからです。レボフロキサシンの類縁薬であるオフロキサシンという薬でヒト母乳中へ移行することが報告されているため、やはり授乳中には服用しないほうが無難です。どうしても授乳中に抗生物質を服用する必要があるときには、ペニシリン系、セフェム系、マクロライド系を選択します。次にリゾチームは日本発の薬で、添付文書に授乳中の安全性に対する記載はありません。ですので、可否は不明と言わざるをえません。最後にペレｋックス配合顆粒ですが、短期間であれば授乳中も問題ないとされています。以上参考まで。