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前置胎盤について

相談者:ゆきやんさん(33歳/女性)

現在妊娠16週の妊婦ですが、先日前置胎盤と診断されました。子宮口の80%位塞がってしまっていて、出血があったら即入院、破水してしまったら赤ちゃんは絶望的と言われてしまいました。このまま出産となると大量出血となり危険なので帝王切開になると言われました。不安で仕方ありません。安静にしていろと言われましたが家事に上の子の面倒と、寝ている訳にも行かず不安が募るばかりです。少し調べてみたら出産までに正常な位置に移動する場合もあるようなので、少し希望を持っているのですが、胎盤を上にやるには何か気を付けたりすることで改善出来たりするのでしょうか?初期には切迫流産で出血したりしていたので不安が大きいのだと思いますが・・・。ご回答どうぞ宜しくお願いします。

相談者に共感!

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2012/06/29 22:06

一般的に受精卵は子宮底部近くに着床することがほとんどです。 子宮の一番奥の方ですね。 着床した部分に胎盤が形成されます。 胎盤の位置が通常よりも低く、胎盤が子宮の入り口に被さり、ふたをしてしまっていることを前置胎盤といいます。 子宮の入り口(内子宮口)をふさいでいるので通常の出産ができなくなります。 胎児にとっては出口が胎盤でふさがれているわけですからね。 基本的には帝王切開で胎児を出すことになりますが、 いろいろな合併所が多いのも前置胎盤の特徴です。 胎盤がどのくらい内子宮口をふさいでいるかで3つに分けられます。 1.全前置胎盤(完全に内子宮口をふさいでいる、もっとも重症のタイプ) 2.部分(一部)前置胎盤(ほんの少しだけふさいでいるタイプ) 3.辺縁前置胎盤(内子宮口に胎盤の端っこがかかっているタイプ、軽症になります) 紀子さまのときは「全前置胎盤に近い部分前置胎盤」と報道されていたようですね。 前置胎盤ではないのですが、出産に際しては注意が必要な「低置胎盤」というのもあります。 低置胎盤は通常の出産も可能ですが、出血が多くなる可能性が高くなります。 低置胎盤は胎盤の端っこが内子宮口から2センチ以内くらいの状態です。 何事もなく出産となることも多いのですが、やはり注意は必要になります。 確かに治るという可能性は個人差もありますが経過観察になります。お子さんもいて大変かと思いますが生活の中でも今まで気づかずに立ちっぱなしで作業していたことを座りながら行うなど気を使ってみてください。いずれにしても出産の際には母子ともに安全な対策を医師がとりますので心配しないで信じてください。不安な場合にはどんどん質問しましょうね。

2012/06/29 22:33