リウマチ性多発筋痛症

リウマチ性多発筋痛症は難病でいまのところステロイドによる治療が第一選択です。しかし診断に難渋する場合が多く、他の膠原病を否定してはじめて診断できます。リウマチ性多発筋痛症は難しい病気ですからセカンドオピニオンを求めるのも一手です。

あまり症状が抑えられなければ、グロブリン製剤や免疫抑制剤を使う事もあります。ですがそれは入院するほど症状が強い時です。まずはステロイドでの治療となります。食事・運動で生活リズムは改善されるでしょうが、原疾患に関しての効果は軽微でしょう。薬剤療法での積極的な治療が優先されます。

リウマチ性多発性筋痛症は、基本的にステロイドが比較的少量で有効な場合が多く、側頭動脈炎が合併しなければ予後の良い病気です。適切なステロイド使用であれば、他の免疫抑制剤や抗炎症剤を服用するより副作用も少なく、有効性が高いので現時点で一番良い治療薬と考えられます。日常生活面で特に注意することはないのですが、一般論で過労やストレスはいい影響はありません。症状が辛いまま我慢していることもストレスになります。早期にきちんとステロイドによる治療をおすすめします。