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舌の白いものについて

相談者:チバタカさん(19歳/男性)

舌全体に白いプツプツがあります。 舌の中央近くには白い固まりがあります。 痛みなどありませんが 病気でしょうか? また舌癌の症状にどのようなものがあるか教えてください。

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2013/10/07 02:02

多くはカンジダ・アルビカンスという真菌によっておこる口腔感染症です。口腔粘膜の痛みや味覚障害が出ることもあります。カンジダ症は灰白色あるいは乳白色の点状、線状、あるいは斑紋状の白苔が粘膜表面に付着しています。この白苔をガーゼなどでぬぐうと剥離可能ですが、剥離後の粘膜面は発赤やびらんを呈しています。カンジダ菌は口腔内の常在菌の一種で、普段はある程度以上は菌数が増えないように他の菌と共存しています。しかし、副腎皮質ステロイド薬の投与や糖尿病、全身衰弱などにみられる免疫力の低下している状態、唾液量の減少、長期間にわたる抗菌薬の服用などにより、常在菌間のバランスが崩れ、カンジダ菌が異常に増殖し、病原性を発揮することにより発症します。治療は、口腔内の清掃、抗真菌薬を含むうがい薬や塗り薬を使用しますが、時に抗真菌薬の内服を必要とすることもあります。 舌癌は舌の縁に最も多く発生します。初期症状は、舌のざらつき、白い斑点、表面に白い厚皮がはる、表面の皮がこすれたように赤くなる、隆起、小さなしこり口腔内の痛み、冷たい食べ物や辛いもの、酸味のあるものを食べると、しみる、出血を伴う、口臭が強くなるなどです。舌や歯肉などにしこりがあったり、治りにくい潰瘍があったり、また、剥がれにくい白い膜があったりする場合には早めに診察をうけることをお勧めします。舌や頬の粘膜の白斑は白板症といわれ、一部のものは癌や、癌になる前段階のもののことがありますので、細胞をとって調べる必要があります。

2013/10/07 02:26