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第一子出産時に癒着胎盤のため、第二子出産が心配

相談者:にゃんこさん(34歳/女性)

第一子出産時に胎盤が出てこず、血圧の異常と出血多量のため羊水塞栓の疑いで総合病院に搬送されました。出血が止まり退院しましたが子宮内に何か残っているため要観察でした。やはり1ヶ月後にまた大量出血し、入院、そこで胎盤のかけらがやっと取れて出血も止まりましたが、大変恐ろしかったです。搬送先の病院では羊水塞栓の話は出ず、胎盤遺残、癒着胎盤という診断でした。
第二子の妊娠を希望しますが出産時にまた大量出血しないかとても心配です。次の妊娠で第一子の時の傷部分に胎盤が付くようなことがあれば、どんなことが起こると予想されますでしょうか。

他にも何か考えられる出来事があったら教えてください。

また、このような質問は産科の先生ならどなたでも同じような回答になるのでしょうか。不妊治療をしていたのですが、その病院の先生に相談するか、出産した病院の先生に相談するか悩んでいます。
搬送先の先生には次の出産は第一子の時のことを話して受け入れてくれる病院であればそこまで心配することはないと言われています。

心配しすぎでしょうか。
ご意見をお聞きして第二子を希望するかどうかの参考にさせていただきます。
よろしくお願いします。

相談者に共感!

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2016/02/04 23:44

質問、有難うございます。
出産に伴う大変な異常事態に苦しんだとの事で、心痛、お察しします。

第1子で上記のような事に遭遇しているので、第2子についても、同様の事態が生じる可能性は存在します。
「傷部分に胎盤が付く」場合には、同じ事態が生じる可能性がより増大すると考えます。

「他に考えられる出来事」については、御本人さんの体験談に多くの症状の記載があり、自分の方からは「追加して述べるべき事」は有りません。

「このような質問は産科の先生ならどなたでも同じような回答になるのでしょうか?」ですが、ほぼ「異口同音」と思います。
正確には、緊急事態以外の治療については多少の違いはありますが、緊急事態の際の処置は「ほぼ同じ」です。
御本人さん(質問者)が信頼する医師に相談するのが最適と思います。

「第2子を希望するかどうか」に最も影響するのは、「御本人さん(質問者)の意思」です。
その御本人さんに最も影響を与えるのは、「信頼する医師からの説明、医師の技量」です。
過去に大変な事態に遭遇し、心配が残っていると思いますが、御本人さんが「第2子を、強く希望する」ならば、医師・医療スタッフは最大限の努力を致します。心配に押し込まれず、「勇気ある、そして、後悔しない決断」をお願いします。

2016/02/05 00:17

相談者

にゃんこさん

森村先生、ご回答いただきましてありがとうございました。
子宮の傷の部分に胎盤が癒着すると更に同じような事態になる可能性が増えるのですね。
また、信頼できる先生にお話を聞くということをアドバイスいただき、確かにそうだと気付きました。1番信頼できる先生に伺ってみたいと思います。ありがとうございます。
もう少しお聞きしたいのですが、

知り合いの助産師さんにも相談したところ、傷部分に胎盤が付いた場合、妊娠中に胎盤がはがれやすくなる可能性もあるということでしたが、そういうことはありますか?

あと、ネットで調べて見つかった事例で、前回の出産が出血多量だったため、今回の出産は帝王切開にし、そのまま子宮摘出する予定だった方がまた今回も出血多量で子宮摘出するも間に合わず亡くなるというものがありました。
癒着胎盤というのは準備を万端にしていても防ぎきれないところがあるものですか?

あと、癒着胎盤による出血多量を防ぐには経膣分別と帝王切開では差があるのでしょうか。

何度も申し訳ありませんが、先生のご意見をお聞かせください。よろしくお願いします。

2016/02/05 16:46

こんにちは。
森村先生に引き続き、回答させていただきます。
妊娠、出産はとても神経質になる時期です。書かれているように信頼出来る主治医との関係性こそ重要と考えます。
傷部分に胎盤がついた場合に胎盤がはがれやすくなるか:これは仮説であり実際に証明することは非常に難しいです。また胎盤が傷部分につくかどうかは誰にもわかりません。
癒着胎盤による死亡例は、少なからずございます。準備を万端にし、現代医学をもって臨んでもある一定の確率で不幸な事態は起こってしまいます。これは紛れもない事実です。ただ、その確率を少しでも下げるべく、日々医学は進歩しています。

癒着胎盤という診断の多くは分娩時につくもので、今回の出産が癒着胎盤になるかどうかはなんとも言い切れません。
分娩方法含め、信頼出来る主治医先生とよくよく相談するのが最良の方法とかんがえます。

相談者

相談者からのお礼

森村先生、きよし先生ありがとうございました。信頼できる主治医を見つけ、しっかり相談したいと思います。
妊娠出産は新しい命に出会える素晴らしい出来事である反面、母子ともに命を失うかもしれない恐れがあること、本当に骨身にしみて感じてします。
先生方の回答を胸にまた第二子について家族で考えたいと思います。ありがとうございました。

2016/02/05 17:01