旅行は楽しかったのにひどく落ち込む

ご相談ありがとうございます。
まずは、しっかり経済的なことを考え、金銭的なやりくりを工夫しながら、旅行費用を捻出するなど、正直感心しました。
さて、旅行後にひどく落ち込んだとのことですが、落ち込むきっかけが思い当たらない場合もあれば、何か単一な要因があったり、複数要因があったり、する場合があろうかと思います。石山さんのように長くうつ病を患っている場合はなるべく悪化要因がなんだったのかを振り返る作業は今後のうつ病の再燃・再発を防ぐ上では有効かと思います。
一般的には単一な要因よりは複数の要因で再燃・再発が起こりうると考えられるため、それに基づいて振り返りましょう。御記載頂いた文面からの推測にはなってしまうことはご了承ください。
確かに散財は可能性としているかもしれません。また、将来的な福祉就労かもしれないことも影響しているかもしれません。あとは、ネットカフェなど睡眠環境が整わず、脳の疲れがしっかり取れないスケジュールも大きかったのではないかと思います。普段、主治医の先生とは睡眠が取れているかどうかは診察の中で確認されているかもしれませんが、うつ病の悪化要因では、不十分な睡眠は一つ考えておくべきです。不眠、不安、緊張、を強いられる状況は精神状態の悪化を引き起こす可能性があります。
個人的には今後、小旅行を考えても問題ないように思いますが、なるべく事前に予定を立てて、経済的な面も配慮した上でスケジュールを考える、睡眠環境に配慮してスケジュールを考える、のが良いように思います。
生活してて、小旅行など趣味の目標はとても有効です。その目標があるから、嫌なことがあっても就労に出られる面もあるかと思います。ですので、一切、小旅行しない、ということはあまり考えない方が良いように思います。
良ければ、主治医の先生とも相談の上、今回の小旅行後にひどく落ち込んだ件を振り返り、今後の再発・再燃予防に活かしませんか。

ご返信ありがとうございます。
睡眠時間は一般的には7時間程度と言われております。ただ、これは一般的であって個人により前後します。経験上ではありますが、ADHDのような発達障害の方はより多く睡眠時間を要する感じがあります。年齢が上がると短くなる傾向があります。
睡眠時間というよりは、睡眠の質が結構重要で、昼寝るよりも夜寝られた方が断然、睡眠効率が上がります。
ですので、昼間の眠気がないか、朝起床したときに疲れの取れている感じをもてているかが一つ目安になります。
睡眠の効率の良い取り方としては、「体内時計.jp」という製薬会社の運営しているサイトがあり、こちらの画面右上にある「より良い睡眠を得るための12カ条」というバナーをクリックして、そちらの項目を可能な範囲で遵守してみてはいかがでしょうか。よかったら、ご覧下さい。
あと、旅行時に余計に睡眠時間を増やす必要はないかと思います。なるべく、普段と同じような時間に寝て起きるのが良いかと思いますよ。

相談者からのお礼

先生、大変的確なご回答をありがとうございました。7時間プラスアルファを目安にライフスタイルを見直します。
お返事が遅くなり失礼しました。