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皮膚科

相談者

薬の副作用について

相談者:プ-さんさん(41歳/女性)

いつもありがとうございます。4才1カ月の女の子です。
1カ月ほど顎の周りに湿疹が夜に出て朝起きると消えるという症状が続き病院を受診したところ、疲れやストレスからくる蕁麻疹ということで以下の薬を処方していただきました。外用薬でキンダベ-ト軟膏(1日2回)内服薬でクラリチンレディタブ(夕食後2分の1錠)
先生にはこのような症状が1カ月近く続いているのでしばらく薬で様子を見ましょうと言われたのですが、薬を使い続けての副作用は何かあるのでしょうか?聞き忘れてしまいましたので、教えて下さい。子供のことなので余計に気になっています。よろしくお願いします。

相談者に共感!

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2016/04/15 09:56

ご質問ありがとうございます。簡単にまとめます。但し回答内容は一般的なものであり、人は個体差が有りますので、全てがそれに当てはまるものではございません。ここでは診察が出来ませんので、その回答も一般的な回答になる事をご了承下さい。なお詳細は必ず主治医または処方した医師に直接伺って下さい。
まずキンダベ-ト軟膏:
ステロイドの外用薬です。ステロイドには炎症をしずめる強い作用があります。短期間で皮膚炎をおさえることが可能で、腫れや赤みをすみやかにとり、かゆみや痛みをやわらげます。比較的軽い症状のときに用いるほか、顔などデリケートな患部にも使いやすいです。作用がおだやかで、全身性副作用もでにくいので、子供や赤ちゃんにも好んで用いられています。ステロイド外用薬のなかで、以下のような特徴があります。
症状により使用方法が違いますから、医師の指示どおりに使用してください。大事なのは決められた十分量を用いることです。副作用を心配するあまり自己判断で減らしてしまうと、かえって治療期間が長引いしまうことになりかねません。
※外用薬ですので、1~2週間使う程度でしたら ほとんど副作用はありません。まれに接触皮膚炎(かぶれ)を起こすことがありますので、しばらく続けても少しもよくならないときや、かえって悪化するときは早めに受診してください。症状が改善しないまま、漫然と続けることは好ましくありません。顔面、ことに目の周囲に使用する場合は、緑内障に念のため注意が必要です。

クラリチンレディタブ:
アレルギーの発症には、ヒスタミンという体内物質が関与しています。このお薬は、ヒスタミンの受容体をブロックし、その働きをおさえることで アレルギー症状を緩和します。花粉症などによるアレルギー性鼻炎をはじめ、じんま疹や湿疹、皮膚のかゆみなどに有効です。ただし、対症療法薬になりますので、アレルギーの原因そのものは治せません。 副作用は少ないほうです。従来の抗ヒスタミン薬に多くみられる眠気の副作用も軽減されています。
重い副作用はまずありませんが、長く飲み続けるときは定期的に肝機能検査を受けたほうがよいでしょう。また、もともと てんかんのある人は、けいれん発作の発現に念のため注意してください。

以上が、一般的な内容です。ただし個体差が有ります。症状が改善されない、悪化する等が感じられた場合は、主治医にご相談下さい。
ご相談ありがとうございました。

2016/04/15 10:18