タケキャブについて

ご質問ありがとうございました。
そうでしたか。まれな副作用ですね。医師は報告されていたでしょうか。
さて、タケキャブですが、正直、まだ発売して1年しか経過しておりませんので、未知の副作用が出る可能性があります。
ですので、何かおかしいことがあれば、すぐに医師に相談してください。

そのうえでですが、一番多い副作用は便秘となります。多いと言っても、 0.7％です。（16／2,271名）、また下痢なども同じくらい見られます。
また、胃酸を抑えてしまうので、酸による殺菌効果などが衰え、感染症と言いますかカビが出てしまう食道カンジダ症 0.5％（11名）もありました。

上記のような、消化器症状が主ですが、ご経験のようなホルモン異常などは今のところ報告はされていないようです。
ですが、前述のように、未知の副作用が今後出る可能性もあります。

ただ、レパミピドとは、作用機序が異なるため、大丈夫だとは思いますが、確定はできません。

ロキソニンを慢性的に服用なさっているということですが、服用理由が不明ですが、
それを変更して胃への影響を減らすことはできないのでしょうか？　外用（シップなど）にするとかもありますし。
もちろん、医師の診察、判断がありますが、慢性腰痛症や線維筋痛症などには、サインバルタといった薬もあります。
（うつの薬だったのですが、最近効能追加がありました。なかなか、診断と使い方は難しいかもしれませんが。）
胃への影響は少ないですが、喉の渇きなど別の副作用がありますが。。。

薬の合う合わないは、難しいですね。

お大事になさってくださいませ。

そうでしたか。それはさぞかし痛いことでしょう。
カロナールはアセトアミノフェンという成分で、おっしゃる通り胃への影響は少ないです。ただ、トラムセットは、トラマールとアセトアミノフェンという成分の合剤ですので、結果的には、カロナール（アセトアミノフェン）も飲んでいることになります。

また、おっしゃるように、アセトアミノフェンの作用は弱いですし、ロキソニンやイブプロフェンは抗炎症作用がありますので、そちらの方が良いですね。

ランそプラゾールやタケキャブなどの胃酸を抑える薬は（PPI：プロトロンポンプインヒビター　という作用の分類に入ります）、鎮痛剤の副作用である
胃や十二指腸潰瘍の発生を軽減させるために服用しますし、その使い方が推奨されています。

早く良くなるといいですね。

また、副作用をお知りになりたいという最初の質問で、あまり不安をあおってはいけないと思いまして、先の回答では触れませんでしたが、先月以下のような論文が出ております。（かなり長期服用の結果ですし、目で見える副作用とは違い、認知症の人たちを集めて後から分析したらリスクが高かったという内容なので、直接の副作用としては触れませんでした。）
https://info.ninchisho.net/archives/7746
最後の文章にありますように、検証にはより深い研究が必要とのことで、確定ではありませんが、
一応、お知らせしておきます。（この薬はたくさんの方が飲んでいますので、安心しては飲んでいただけると思いましたが。）
※ですので、何年も胃酸を抑える薬を飲むことになるようでしたら、この論文の追加研究を意識していただければと思いました。

お大事になさってください。

相談者からのお礼

丁寧に答えていただき、ありがとうございます。医者に聞いても効果のことばかりだったので、副作用のことを詳しく知れて良かったです。