帝王切開後の便秘

ペコマルさん、こんにちは。帝王切開の手術後には、麻酔の影響もあり、しばらくの期間腸管の蠕動がゆっくりになります。その結果、排ガスがあるのが手術の翌日かあるいは翌々日になりますし、排便があるのは術後3～5日後になることが多いですね。ただし、抗生物質を使っている影響で、緩い便が早い時期に出ることもあります。お一人目の時にはそういった状態だったのかも知れません。排便については、もう少し様子を見ていただいても大丈夫かと思います。悪露については、帝王切開の場合には少し遅れて出るようになることもよくあることです。しかも、悪露の量としては少なめになることも多いです。ご心配されることはないでしょう。どうか、お大事になさっていただきたいと思います。ご相談いただきまして、大変ありがとうございました。なお、他のお悩みも受け付けております。また何かあればご質問いただきたいと思います。

術後に腸管の動きが弱かったり排ガスが早めに確認できない場合には、癒着による腸管の通過障害が起こる可能性があります。今回は、おそらく排ガスも既に確認できているのでしょう。排ガスさえあれば、その後すぐに排便がなくても癒着が起こったりする原因にはならないと思います。ただ、開腹手術でもありますので、癒着が絶対に起こらないとはいえません。癒着した場合イレウスとよばれる腸管通過障害が起これば手術が必要になることもありますけれど、実際には腸管の通過に影響がない場合がほとんどです。普通に生活できることがほとんどです。ちなみに、おそらく医療スタッフからも指導されていると思いますけれど、手術後は長期間寝ているのではなくて、できるだけ早く離床することが癒着防止になるとされています。ところで、帝王切開の出産では一人目より二人目の方が傷の痛みも治りも遅いということはありません。以上、ご参考になれば幸いです。引き続きのご質問をいただきまして、ありがとうございました。

相談者からのお礼

ありがとうございました。