相談者:スイートアリッサムさん(38歳/女性)
不妊治療で、ルトラールやエストラーナテープ、ルティナス膣錠などのホルモン剤を使っていたのですが、そのせいで、乳ガンになりやすいということは、ありますか?
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相談者:スイートアリッサムさん(38歳/女性)
不妊治療で、ルトラールやエストラーナテープ、ルティナス膣錠などのホルモン剤を使っていたのですが、そのせいで、乳ガンになりやすいということは、ありますか?
質問、有難うございます。
乳癌については、「高エストロゲン状態が長く続く」「細胞内で、遺伝子異常が生じる」などの、幾つかの要因が重なる事が必要です
。
不妊治療の関係で、ホルモン剤を使う事で、「高エストロゲン状態が長く続く」という要因を満たしてしまうかも知れませんので、「
乳癌になりやすくなる」と言う事は出来ます。
しかし、「ホルモン剤のせいで乳癌になった」というのは、言いすぎの話になります。
「ホルモン剤を使う事で必ず乳癌になる」という訳では無いので、必要ならば、ホルモン剤内服(点滴)を続けて下さい。
回答は以上です。
他に疑問が有りましたら、気軽に相談して下さい。
2016/06/10 19:20
スイートアリッサムさん
今は、妊娠していて、もう使わないのですが、時間が経つとホルモン剤の影響もなくなって来ますか?
2016/06/10 19:32
質問、有難うございます。
妊娠、おめでとうございます。
乳癌については、「妊娠・出産回数」が多いほど、乳癌リスクが減ると言われています。
これは、「妊娠・出産回数」が多いほど、エストロゲンに暴露されている時期が少なくなるからです。
「不妊治療においてエストロゲン製剤を使われていた」ならば、それは「元々、エストロゲン分泌量が少なかった」と言えます。
少なかった分を補うだけならば、「妊娠・出産回数」が同じである、不妊治療を行っていない女性と同じリスクと考えます。
時間が経過する・しないに関わらず、ホルモン剤の影響は僅かなもの(但し、少しは残る)と考えますので、御安心下さい。
回答は以上です。
他に疑問が有りましたら、気軽に相談して下さい。
2016/06/10 19:41