CARADA 健康相談

医師や専門家に相談できる医療・ヘルスケアのQ&Aサイト

みんなのQ&A

心療内科

相談者

妻も自分の病気をしりたがっている。

相談者:ひとりさん(40歳/男性)

自分子連れ3人、妻初婚。妻は不安症をもってます。
彼女は、自分との間にできた子供を中絶2回。できのに、不安に恐怖にまけました。ただ、妻は母親になる事が困難。2年の間に、日に日に笑わなくなりました。妻は、中絶後、これからの生活への不安のが強く。また、赤ちゃんに対して、何故自分は罪悪感をもてないのか、自分との関係ばかりを考えてしまう事に悩んでます。変に責任を1人で勝手に背負って、苦しくなるといきなりキレたり、自分に暴力的になります。自分は妻とはわかれたくありませんが、自分は妻より自分を守りたいと考えてしたいます。妻は母親の愛情にすごく植えています。妻はパニックにもなったりするときもあります。妻はどんな病気になりますか?

相談者に共感!

0

2016/06/14 17:39

ひとりさん、こんにちは。
以前にもお答えさせて頂きましたが、今回もお答えさせて頂きますね。
まずは、インターネット上では確定的な診断ができないことにつきご了承下さい。
いくつかの精神疾患の可能性につき挙げさせて頂きます。
不安症を持っているということですから、1つ「不安障害」の可能性はあるかもしれません。これは、漠然とした不安感を抱え続けている病気です。明らかな原因があるというよりは、色んなことに対して不安感が先行するような状況です。
また、「パニック障害」の可能性があります。これは、単にパニックになることを指しません。突然に、不安感、呼吸困難感、死ぬのではないかという恐怖感、動悸、冷や汗、腹痛などに突如として襲われる病気です。これは、不安障害の1つでもあります。
なお、以前にも指摘しましたが、「PTSD」の可能性もあります。繰り返す中絶経験がフラッシュバックしたり、関連する場所やその話を極端に避けようとするなどの反応が見られるかと思います。
あとは日に日に笑わなくなった、ということであれば、「うつ病」の要素もあるかもしれません。うつ病の場合は、意欲がでない、気持ちが落ち込む、物事を楽しめないなどの症状を認めます。
また、キレやすい、暴力的になるということであれば、「双極性障害」の可能性もあります。これは、うつ病の症状とテンションが高い、イライラする、自信過剰などの軽い躁の症状を伴います。うつ病と誤診されて、なかなか治りが悪い場合に実は「双極性障害」だったということもよくあります。
あとは、「境界型パーソナリティ障害」の可能性があります。この概念は病気というよりは、性格傾向という概念が近く、上記の精神疾患と分けて考えたりします。物事を白か黒かでしかみることができない、味方・敵の感覚が非常に強い、基本的に愛情に飢えており、物事を理想化したりコケにしたりが極端、などを認めます。

本来的にはインターネット上での診断は限りがありますので、奥様のかかってらっしゃる主治医の先生に「どのような病気が考えられますか」と普通にご相談なさるのがよろしいかと思いますよ。

以上、よければご参考下さい。

2016/06/14 18:50

相談者

ひとりさん

例えば今、見てもらってる病院がパニックだね、
と、言って

元気ない、
というと鬱だね、
妻の言う言葉に対応して
薬を出すだけであった場合、

病院は帰るべきなのか、
カウンセリングだけをうけるべきなのか、
妻は学力も弱いですが、白黒をはっきりさせたがり、いってることは立派です。

改めて医師になんの病気か聞けばよいのですか?
忙しい病院で薬をもらうために、診察するだけで、1分くらいしか会話はないです。
病院についてアドバイスください。

2016/06/15 00:05

再度、お答えさせて頂きます。
ひとりさんのおっしゃるよう診察時間が1分などかなり短い場合、診断のための情報量が断片的となり、全体を見渡した診断からは程遠くなってしまうかと思います。うつの症状をメインに訴えればうつ、パニックの症状を訴えればパニック障害、となりかねません。そこを補うということであれば、このような症状が認められる、診断名について教えてほしい、などを書面にして診察時に手渡して診療をスタートしてもらう、でも良いかもしれません。なるべく、短時間の診察の中で、こちらの伝えたいことを伝えたうえで、聞きたいことを引き出しやする方法の一つです。
なんの病気か聞くかどうかについては、本来は患者さん側が気にすることではないのですが、医師が頼りなくある程度誘導しないと期待する答えを聞けない、ということであれば、○○病、○○病、にあてはまるかどうかはいかがでしょうか、質問の欄に入れるのも一つの手です。
そこまで御膳立てしないと聞きたいことを聞けないのか、と思ってしまうようであれば、転院も一つの選択肢です。
ひとりさんからの様子からすると、薬だけで治る、という雰囲気は到底しません。かといってカウンセリングだけでも時間がかかってしまいひとりさんを含め周囲が疲弊していってしまうとも思います。そのような点から、少なからず、医師とのコミュニケーションに大きな不満は残さなくてもある程度の伝えられた感、受けとめられた感が持てる医師であることが望ましく、オプションとしてカウンセリングを院内のカウンセラーで行うことのできるような医療機関がベターなように思います。
ただ、このような治療環境は都心なら探せばなんとかなるかもしれませんが、地域によっては限界があるかもしれません。

2016/06/15 11:06