躁鬱病の事について

メダカさん、こんにちは。
このたびはご質問ありがとうございます。

いくつかできうる範囲でお答え・アドバイスさせて下さい。
まず、躁鬱病の1型・2型についてですが、私の場合もはっきりと患者さんにお伝えしないことは多いです。
もちろん、聞かれればお伝えするかとは思いますが、1型なのか2型なのかよりも、躁鬱病についての理解を深めていただきたいと考えるからです。
1型はより典型的な躁状態を認める病気で、行動や態度が派手になり、度々警察沙汰になってしまったり、大きな借金を作るなど生活が崩壊し、人生自体が大きく揺れやすいため、他からみてもはっきり分かる病気です。
かたや、2型は診断が非常に難しく、イライラしやすい、寝ないでも平気、過食、自信過剰など、普通にあり得る症状が2日以上続くなど、派手な躁症状が出ないため、わかりにくいです。2型の方は症状は9割方うつの症状を認めてて、せいぜい1割の期間くらいしか軽躁状態が出ない、とされております。
なお、メダカちゃんさんのようにエビリファイやバルプロ酸といったお薬はスタンダードに用いられるお薬です。2種類程度のお薬を併用することで、より気分の波が出にくくなると考えられており、望ましい処方のように見受けられます。
あと、躁鬱病のことを理解する際に、『日本うつ病学会』というホームページを検索し、『躁鬱病と診断された方のために』というバナーがあるので、そちらをご覧になってはいかがでしょうか。pdfファイルでA4の30枚くらいのファイルが開けます。そちらに病気についてかなりまとめて載ってますので、参考になるところがあろうかと思います。よろしければご参考下さいね。