咳喘息治らない

質問、有難うございます。
メイアクト・クラリスは抗生剤（菌を退治する薬）です。
結構、様々な菌に効果を発揮します。
それが効かなかったなら、非常に特殊な菌が原因かも知れません。
寝たきりの方が多い病院なら、そういった「特殊な菌」を患者さんから頂いた可能性は有ります。

結構優秀な呼吸器内科の先生を受診しているとの事ですが、その優秀は、どんな基準で判断されているでしょう？
「呼吸器疾患について精通されている」といった意味合いでしょうか？
または、「呼吸器感染症の権威（日本のTOP5に入る）」くらいの勢いでしょうか？

まずは、優秀な先生が処方された薬剤内服（吸入）を続ける必要が有ります。
なお、呼吸器疾患については、症状が長引く事が多々あるので、「すぐには治らない」と言えます。
薬のチョイスは、咳喘息なら「有り」の処方です。

ただ、一連の診察の中で、「喀痰培養」を採取したかは気になります。
喀痰培養とは、痰の中に存在する菌を特定するための物です。
感染症か否かは、記載内容だけでは判断できませんので、念のために喀痰培養を行うのが適切と思います。（勿論、その判断をするのは、その優秀な医師であり、不要と判断されたならば、それ以上は口出しするつもりは有りません。）

最後に、最も忘れてはいけないのが、「肺結核」の可能性です。
これは放置すると、周囲に感染をばら撒きます。
ステロイド（プレドニン）を投与する前に、この肺結核の除外はして欲しいです。（もし肺結核の除外がされていない場合は、担当医が「肺結核の可能性は皆無で、検査不要」と判断したか、「肺結核の可能性を忘れていた」かです。）

回答は以上です。
長い文章になりましたが、参考にして頂けると幸いです。
他に疑問が有りましたら、気軽に相談して下さい。

質問、有難うございます。
ジスロマックは、抗生剤（菌を退治する薬）です。
メイアクト・クラリスとは別の系統の抗生剤では有りますが、退治できる菌は大差ないと考えます。
そのため、御本人さんの症状が「感染症」なら、一定の効果は期待できると考えます。

アドエアは、気管支喘息・咳喘息の治療薬（吸入薬）です。

ジスロマックにしても、アドエアにしても、それぞれ目的を持って投与すれば効果は期待できます。
もし、ジスロマックとアドエアを同時に処方されているなら、「喘息患者さんが、感染症に罹患したから、それぞれの治療として処方されているのかな」と思います。
もし、ジスロマック・アドエアを投与して、効果が無ければ、「喘息・感染症の可能性は低いかな」と思います。

回答は以上です。
他に疑問が有りましたら、気軽に相談して下さい。