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相談者

夏の水分補給

相談者:せいこさん(33歳/女性)

対象:女の子/0才7ヶ月

7ヶ月の娘を完母で育てている母です。
今まで水分補給は母乳のみだったのですが、最近暑いのでベビー麦茶や湯冷しなど飲ませるべきか迷っています。
離乳食は二回食で毎回薄い味噌汁などのスープは飲ませてます。
北海道に住んでいるのでそこまで猛暑では無いのですが、母乳以外の水分補給は必要でしょうか?
必要な場合は1日に何ミリ位飲ませるものなのでしょうか?(一回に麦茶パック1個とか飲ませても良いのですか?)

相談者に共感!

1

2016/07/14 19:27

せいこ 様

こんばんは。
保育士の手塚でございます。

お子様のこの時期の水分補給についてですね。これまで母乳だけ与えていれば良かった赤ちゃんが、成長とともに母乳以外の離乳食やお茶などを口にするようになると、いつ・何を・どのくらい与えてあげれば良いか悩みますよね。

結論から申しますと、離乳食を始めるようになるのと同時くらいで、お茶や湯冷ましなどで水分補給をするようにしていくのが良いと思います。

お住まいが北海道ということで、せいこ様がおっしゃるようにそこまで暑くはないのかもしれませんが、赤ちゃんは言葉で「喉が乾いたよ。お水飲みたいよ。」と言うことはできませんよね。ですので水分を与えるというよりは、水分を飲む「機会」を与えるつもりで、水分補給を促されてみてください。その時に喉が乾いていれば飲みますし、喉が乾いていなければ飲みませんので、飲まない場合は無理に飲ませなくても大丈夫ですので、そしたらまた次のタイミングで水分補給を促されてみて下さい。

続いて量ですが、1回の目安としては50ccくらいではないかと思います。それより飲まなくても問題はないと思います。それを授乳と授乳の間や、お昼寝をして汗をかいた後や、お出かけの前、帰ってきた後、入浴の前後などに1日数回、お子様の様子を見ながらされるのが良いと思います。また授乳や離乳食の直前は避けるようにした方が良いと思います。

そしてご質問の内容ではございませんが、現在薄くしたお味噌汁などを離乳食で与えられているとのことですが、お味噌汁は薄めたとしてもこの時期の赤ちゃんにはあまり適さないように感じます。

お味噌は基本的には離乳食後期(9ヵ月以降~)からとされています。お味噌は塩分が強いので、かえって喉が乾く原因ともなりますし、赤ちゃんの未熟な肝臓へ負担をかけてしまうことにもつながってしまいます。

スープを与える場合は、ニンジン・キャベツ・ジャガイモ・タマネギなどをゆでた時に出たゆで汁を野菜スープとして使ったり、市販で売られている月齢にあったコンソメスープの素やコーンクリームスープの素などを使われるのが良いかなと思います。

ご参考になりましたでしょうまた何かございましたら、いつでもご相談下さいね。

手塚

相談者

相談者からのお礼

水分補給の量や方法など大変参考になりました。
今週札幌市の離乳食講習会で味噌汁の極薄や醤油も一滴とかは調理に加えて与えて良いと言われてから与えていましたが、9ヶ月からにしたいと思います。

回答に納得!

1

2016/07/14 20:50

相談者

せいこさん

追加でご相談ですが、お味噌は9ヶ月からとの事ですが、
お醤油、お砂糖、塩などは大丈夫でしょうか?
離乳食講習会では少しずつ味付けして良いといわれたのですが、今の時期にまだ使わない方が良い一般的な調味料がありましたら教えて頂きたいです。、

2016/07/14 21:09

せいこ 様

こんばんは。
保育士の手塚でございます。

重ねてのご質問、またお礼のお言葉をありがとうございます。離乳食の調味料の使い方についてですね。

どれくらいの時期にどの調味料を使用してよいかは、せいこ様が離乳食講習会でお聞きしてきたことと、私の先程の回答で違いがあったように、人によって又それぞれの専門職によって、微妙に違いがあることが多いと感じます。

以下は、あくまで私がこれまで勉強してきたことや、保育士の仕事を通して考える、使用しても良い調味料の目安です。なお、せいこ様のお子様が離乳食中期に入られているようですので、離乳食初期については割愛させていただきます。

・離乳食中期→砂糖、塩
・離乳食後期→オリーブオイルなどの油類、バター、醤油、味噌、ケチャップ

このようなところでしょうか。

私の見解としましては、調味料をそれほど使わなくても、お子様が離乳食を良く食べるのであれば、無理に使う必要はないのではないかと考えています。調味料を使わないで体に影響が及ぶことはまずありませんが、調味料を使って塩分を多く摂取することが、体に影響が起こりうる可能性を高めるからです。

また、比較的早い段階から美味しいもの(味の強いもの、濃いもの)に慣れてしまうと、それ以降はその味が基準となってしまい、薄味のものを好まなくなり、あまり食べなくなってしまうということも考えられます。1度美味しいものに慣れてしまうと、その基準を変える事は難しいように思います。

調味料は離乳食が中だるみしてきて、なかなか食べ進まなくなってきているなと感じたときに、なるべくお子様の体に負担にならないような物から、うまく使われていくと良いかと思います。

そして、一つ注意点として、はちみつは確実に1才未満のうちは与えないようにされてください。はちみつにはボツリヌス菌が眠った状態で含まれていることがあり、はちみつを食べることによって、乳児ボツリヌス症を引き起こすことがあり、赤ちゃんの体に重篤な症状が現れる危険があるためです。

参考になりましたでしょうか?重ねてになりますが、調味料の使い方は私個人の保育士としての意見でございます。他に講習会でお聞きしたことや育児書なども参考にされて、お子様の離乳食の食べ具合と体のこととを合わせてお考えになり、上手に調味料を選ばれると良いと思います。お子様と楽しく離乳食を進めていかれてくださいね。また何かございましたら、いつでもご相談下さいね。

手塚

相談者

相談者からのお礼

詳しく教えて頂きありがとうございます。
出汁で煮るだけでも食べているのでしばらく味無しで続けてみようと思います。
とても参考になりました。

2016/07/14 23:06