旅行中の離乳食

ミント 様

おはようございます。
保育士の手塚でございます。

ご旅行中の離乳食についてですね。赤ちゃんと一緒の旅行は、着替えやおむつをたくさん持たなければならないので荷物がかさ張ったり、お家での生活とは異なるので、離乳食をあげる時間をとったりするのが難しいですよね。

離乳食初期の赤ちゃんが、3日間程度母乳のみで過ごすことがどうかとのことですが、結論から申しますと、栄養の面ですぐに問題になるということはないと思います。

この時期の赤ちゃんは、栄養を約2割を離乳食から、約8割を母乳から摂っていると言われていますのでもし母乳のみにしたとしても、はとんどの栄養は補えるということになります。

ただ、事実としては上記に書かせていただいた通りですが、個人的な意見としましては、旅行中であっても離乳食はそのまま続けられた方が良いのではないかと思います。

確かにただでさえたくさんの荷物がありますから、それに加えて市販のベビーフード用意したり、離乳食をあげる場所や時間を、旅行の予定の中に組み込むことは少々手間がかかることだとは思います。ですが赤ちゃんを連れて旅行をするということは、旅行中であっても赤ちゃんの都合を優先させる必要があるのではないでしょうか？離乳食を与えること、つまり食べさせることは赤ちゃんのお世話の基本です。それを栄養の面で明らかな問題がないとはいえ、旅行中だけしなくてもよいという理由にはならないのではないかと思います。是非ご旅行中であっても、簡単な物で良いので離乳食を続けられることを検討されてみてください。

ちなみにご旅行はいつの予定ですか？もしご旅行までまだ時間があるのでしたら、是非1度ベビーフードを見に行って、実際ご旅行中にあげようと思う物を買ってきて、まずはお家で食べさせてみることをおすすめします。理由は二つありまして、一つは「赤ちゃんがそのベビーフードを食べるかどうか知るため」、もう一つは「そのベビーフードでアレルギーを起こさないか知るため」です。あまり量を食べなかったとしても、離乳食を与えることに意味がありますのでそれはそれでよいとは思いますが、せっかく持っていくなら赤ちゃんが食べるもので、かつ慣れているものの方が、赤ちゃんにとって負担が少ないと思いますし、それより重要なのがアレルギーがおこらないか確認することです。離乳食初期から使用可能と書かれているものでも、成分表示欄やアレルギー表示欄をよく見てみると、セロリやしいたけや食塩など、あまり手作りの離乳食では用いない物が含まれていたり、小麦や乳が使われている表示がしてあったりします。アレルギーが起こりやすい食品・起こりにくい食品はありますが、どんな食べ物であってもアレルギーを起こす可能性はありますので、初めて口にするものは特に注意が必要です。

以上、これまで書かせていただいたことを複合的に考えられて、ご判断されると良いかなと思います。私の話にはなりますが、私も現在7ヵ月のもうすぐ離乳食中期に入る息子がおりまして、20日から東京の主人の実家を経由して、福岡から実家の青森まで規制します。主人の実家で世話になる間は離乳食を作るのが難しいので、ベビーフードで対応するべく3週間程前からいろいろとベビーフードを選んで買ってみて試すということをしてきました。ベビーフードだけではなく、ベビーフードを入れる容器やスプーンなども持たなくてはいけないので荷物にはなりますが、息子を連れての帰省になるので避けて通れない道ではないかと思っています。

赤ちゃんと一緒の旅行は何かと大変ですが、楽しみもまたたくさんあると思います。どうぞお子様と素敵な思い出をたくさん作られて下さいね。また何かございましたら、いつでもご相談下さいね。

手塚

相談者からのお礼

回答ありがとうございます。

離乳食で2割も栄養をとっていたのですね。
私は今の時期は口の中に入れて食べる練習やアレルギーの確認位でまだ離乳食始まっていない子もいるのだし旅行中位なくてもと勝手に思っており回答をいただいて反省しました。
旅先では生活リズムを保ってあげられるよう気をつけてあげたいと思います。

ミント 様

こんにちは。
保育士の手塚でございます。

先程はお礼のお言葉をありがとうございました。引き続き回答させていただきますね。

離乳食を始めている赤ちゃんの、この時期の水分補給についてですね。各地で30℃を超える日も珍しくなくなりましたものね。脱水症状を引き起こさせないためにも、水分補給には気を配ってあげたいですよね。

結論から申しますと、離乳食を始められているのであれば、水分補給はされるようにした方が良いかと思います。離乳食を始めていることで、母乳のみの時よりも授乳間隔が開くようにることも理由の一つです。

離乳食を始めていても、授乳間隔が以前と差ほど変わらないよという場合であっても、赤ちゃんはまだ言葉や仕草で「喉がかわいたよ。何か飲みたいよ。」と訴えることは難しいので、「水分を与える」というよりは「水分補給をする機会を与える」つもりで水分補給を促されると良いかと思います。その時に喉が乾いていれば飲みますでしょうし、乾いていなければ飲もうとはしません。水分補給をする機会を作ってあげて、あとは飲むか飲まないかは赤ちゃんにお任せするというのはいかがでしょうか？

また飲んでもらえるような工夫ですが、お子様は乳首が苦手なようですね。現在は完母＋離乳食ということでしょうか？乳首が苦手ということであれば、
・乳首をやめてスパウトを使ってみる
・ストローのトレーニングができるアイテム(シリコン製のフタを押すと、飲み物が出てくる仕組み)を試してみる
・コップに飲み物を入れ、スプーンで少しずつ飲ませる(スープ用スプーンを使うとやりやすいと思います)
・紙コップの飲み口のところに縦に折り目をつけ、そこをお子様の口元に当ててあげて、様子を見ながら少しずつ口に入るようにしてあげる
などが方法としてあげられるのではないかと思います。

参考になりましたでしょうか？いろいろ試されてみて、お子様が一番上手に水分補給できる方法が見つかると良いですね。また何かございましたら、いつでもご相談下さいね。

手塚