相談者:スイートアリッサムさん(38歳/女性)
妊娠32週の妊婦です。不安症で、ジプレキサ5ミリを飲んでいます。主治医から、薬を止められないので、母乳をあげられないと言われています。その為、母乳を止める薬を飲むことになります。母乳をあげることによって、乳ガンになる可能性が低くなることは、わかったのですが、母乳を止める薬を飲むことによって、妊娠前の時よりも乳ガンになる可能性が、高くなりますか?
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婦人科
相談者:スイートアリッサムさん(38歳/女性)
妊娠32週の妊婦です。不安症で、ジプレキサ5ミリを飲んでいます。主治医から、薬を止められないので、母乳をあげられないと言われています。その為、母乳を止める薬を飲むことになります。母乳をあげることによって、乳ガンになる可能性が低くなることは、わかったのですが、母乳を止める薬を飲むことによって、妊娠前の時よりも乳ガンになる可能性が、高くなりますか?
スイートアリッサムさん、こんにちは。母乳を止める薬というのは、脳下垂体からのプロラクチンの分泌を抑える働きがあります。こういった薬を飲むことによって、乳がんになる可能性が高くなるということはありません。出産後にジプレキサ5ミリが中止できないということであれば、授乳を中止してジプレキサの服用を続けるようになると思いますけれど、そのことで乳がんになりやすくなるということはありませんので、ご心配されることはないでしょう。以上、ご参考になれば幸いです。どうか、お大事になさっていただきたいと思います。ご相談いただきまして、大変ありがとうございました。
安心しました。ありがとうございました。
2016/09/02 17:40
質問、有難うございます。
母乳を止める薬が直接、乳癌の可能性を高める訳では有りません。
しかし、母乳を止める行為自体が、結果として、エストロゲン分泌に繋がり、乳癌リスクを高める事が考えられます。(実際に、母乳期間が長い事が、乳癌リスク低減に繋がる事は指摘されています。)
こういった問題は、薬だけでどうこう言うより、その後の状態で論じる必要が有ります。
自分(回答者)には、「母乳期間が短くなっても、乳癌リスクは上昇しません。」と明確に述べる事は出来ません。(少しでも上がる可能性が有る以上は、正直に述べたいと思います。)
乳癌リスクを上昇させないためには、母乳を止める事自体を控える方が良いと考えます。
なお、妊娠前の乳癌リスクと、母乳を止める薬の内服に伴う乳癌リスクとは、比較が難しいと考えます。
妊娠に伴い乳癌リスクは低下するも、母乳を止める行為により上昇するといった形になるのですが、それぞれについて個人差が有るので、一概に比較が難しい事になります。(ある人にとっては、結果として上昇になり、別の人にとっては、結果として低下になると考えます。)
回答は以上です。
他に疑問が有りましたら、気軽に相談して下さい。
2016/09/03 00:47