相談者:かりんさん(38歳/女性)
度々すみません。私は会社の健康診断で低血圧で鉄血乏貧血症と言われた事あります。私は食べ物の好き嫌いが多いです。レバーがいいと聞いた事ありますがレバーも苦手です。野菜も苦手なのが多いです。野菜ジュースを毎日ではないですが1日1回コップ一杯ぐらい飲んでいます。低血圧と鉄血乏貧血症は食べる量が少ないのも原因ですよね?
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食事
相談者:かりんさん(38歳/女性)
度々すみません。私は会社の健康診断で低血圧で鉄血乏貧血症と言われた事あります。私は食べ物の好き嫌いが多いです。レバーがいいと聞いた事ありますがレバーも苦手です。野菜も苦手なのが多いです。野菜ジュースを毎日ではないですが1日1回コップ一杯ぐらい飲んでいます。低血圧と鉄血乏貧血症は食べる量が少ないのも原因ですよね?
かりんさん
こんにちは。管理栄養士のれいこです。
ご質問ありがとうございます。
低血圧に加えて鉄欠乏性貧血があると、かなり体がだるかったりしておつらいのではないでしょうか。
低血圧と鉄欠乏性貧血は食べる量というよりも、どちらかというと食べている物の質に関係があります。
低血圧は体質的なものが原因であることが多いのですが、
貧血や栄養失調でも起ったり、まれに心臓の機能低下、甲状腺機能低下など
何か他の病気が原因となっている場合もありますので、症状が続くようなら
他の疾患がないか、一度調べてもらうことをお勧めします。
ただ、かりんさんは好き嫌いが多いとのことでしたので、血液を作るのに必要な栄養が十分とれていない
ということも考えられます。
血液を作るのに必要な栄養は鉄分の他、ビタミンB12や葉酸、たんぱく質等ですが、
鉄分は食べ物からの吸収率はかなり低いため、鉄分の吸収を阻害しない食べ方の工夫も必要になります。
<鉄を多く含む食品>
レバー、貝類、かつお、がんもどき、納豆、小松菜、菜の花、ほうれん草、ひじき等
上記は特に多く含まれているものになりますが、レバーが苦手なら肉や魚など、動物性たんぱく質には
ほとんど含まれていますので、食べられるもので食べるように意識してみてください。
また、鉄はビタミンCを含む食品と一緒に摂ることで吸収がアップしますので、
(ビタミンCは果物や生野菜、じゃがいも等に含まれています)
焼き魚にかぼすを絞る、から揚げにレモンを絞る、食後に果物を食べる、等がおすすめです。
それから、お茶やコーヒーに含まれるタンニンという成分は、鉄分の吸収を阻害しますので、
食後2時間くらいはお茶類を飲まないようにすると、鉄分の吸収を高めることができます。
また、玄米やライ麦パンなどに含まれるフィチン酸も鉄分の吸収を阻害しますので
注意が必要です。
<ビタミンB12を多く含む食品>
レバー、貝類、さんま、鯖、チーズ、卵など
<葉酸>
菜花、ほうれん草、モロヘイヤ、ブロッコリー、春菊などの緑黄色野菜、枝豆、レバー、肉、果物など
<たんぱく質>
肉類、魚介類、卵、大豆製品、乳製品
鉄分は前述したように、食事での吸収率が低いため、体内に十分蓄積されてくるまでに時間がかかりますので、
お薬と併用しながら食事療法も検討されると良いのではないのでしょうか。
何かご参考になることがあれば幸いです。
また何かありましたらご相談ください。
2016/09/28 11:55