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相談者

子宮頸がん検査後の性交渉について

相談者:マルマルコさん(38歳/女性)

お世話になります。先日、子宮頸がんの検査のことで質問をさせていただきました。
大変分かりやすく説明していただき、ありがとうございました。
もうひとつ、教えてください。
性交渉は普通におこなって大丈夫。とおっしゃっていましたが、性交渉をすることにより、結果が悪化することはないのでしょうか?
私は先月の結果で、クラス3a(LSIL)という結果が出ています。今月中旬にコルポスコピー検査予定です。
すみません。よろしくお願いします。

相談者に共感!

1

2016/10/05 09:50

マルマルコさん、こんにちは。細胞診でクラス3a(LSIL)という結果が出たということですけれど、仮に子宮頸部異形成の病変ができているとしても、性交渉を行うことで病変が悪化するようなことはありませんので大丈夫です。ご心配されることはありません。コルポスコピーと組織診を行って、今の状態をもう少し詳しく調べておかれるとよろしいかと思います。ちなみに、組織診でも細胞診のLSIL相当で、軽度異形成という結果が出るようであれば、病変が自然に退縮することが期待できます。以上、ご参考になれば幸いです。どうか、お大事になさっていただきたいと思います。ご相談いただきまして、大変ありがとうございました。尚、他のお悩みも受け付けております。また、何かあればご質問いただきたいと思います。

2016/10/05 14:40

相談者

マルマルコさん

分かりやすい回答をありがとうございました。
もうひとつ教えてください。
自然に治る人、更に悪化してしまう人、この差はなんですか?体質なんでしょうか?
私はもともと、疲れたり、体調を崩すと、口の回りにヘルペスが出来ます。このことは、子宮頸がんの異形成細胞の自然治癒の力に関係しますか?
重ね重ねすみません。教えていただきたいと思います。

相談者に共感!

1

2016/10/05 14:56

自然に治るか、あるいは進んでしまうかどうかということについては、いろいろな要素があると思います。子宮頸部異形成の原因としては、HPVというウィルスによる感染ということがわかっていますけれど、HPVのタイプにもよって、進展して子宮頸がんになってしまうタイプと、あまり進展しないタイプがあるようです。進展しやすいタイプはハイリスク型と呼ばれ、約15種類あります。組織検査で異形成が判明した場合には、タイピング検査を行うことが健康保険で認められています。たとえば軽度異形成でタイピング検査を行った結果ハイリスク型が見つかった場合には、3ヶ月毎の検診が勧められますけれど、ハイリスク型が見つからなかった場合には、6ヶ月毎の検診間隔でよいとされています。こういったタイピングのこと以外には、ご本人の免疫機能が関係していると考えられます。免疫機能がしっかりしていますと、ウィルスが排除されてしまうことがありますけれど、免疫機能が低下していたりしますと、病変が進展してしまう可能性があります。疲れたり、体調を崩すと、口の回りにヘルペスが出来るということですけれど、これも免疫機能が低下していることが関係している可能性があると思います。疲れをため込まないようにされるのがよろしいかと思います。以上、ご参考になれば幸いです。

相談者

相談者からのお礼

よく分かりました!ありがとうございました!また何かありましたら、よろしくお願いします。

2016/10/05 15:29