食欲なし

まぁみさん　さん

こんにちは。管理栄養士のれいこです。
ご質問ありがとうございます。
疲れがひどく、食欲が出なくておつらいのですね。

ご質問の内容は食欲がなくても食べられるレシピ、とのことでしたが、
何に食欲がわくかは個人差があるためお答えするのが難しいので、
食欲不振の原因と思われる「疲れを解消する」という観点から
おすすめのレシピや食材をご紹介したいと思います。

まず、疲れには肉体疲労と精神疲労の2種類がありますが、まぁみさんさんの場合はどちらでしょうか？
質問文には「ストレス解消のためにタバコを吸う」とありましたので、
おそらく精神疲労が強いように感じましたが、いかがでしょうか。

精神疲労が強い場合には、まずは脳を休めることが大切になります。
例えば
・しっかり睡眠をとる
・趣味の活動や旅行、スポーツなどで気分転換する
・ぼーっとする、瞑想するなど、何も考えない時間を作る
などの活動が有効です。

体内では、ストレスの多いときはアドレナリンというホルモンが多く分泌されるのですが、
このホルモン生成のために、ビタミンＣが通常よりも多く消費されると言われています。
ビタミンＣが不足しても疲労感を感じやすくなるのですが、
まぁみさんさんの場合は、喫煙によって更にビタミンＣを多く消費していますので
食事面では、ビタミンＣを補給することが疲労回復につながると考えられます。

■ビタミンＣを多く含む食材は
菜の花、芽キャベツ、パプリカ（赤ピーマン）、ブロッコリー、じゃがいも、さつまいも
キウイフルーツ、オレンジ、柿、いちご
等ですが、これらの食材を使ったメニューで、食べられそうなものを取り入れるのも良いかと思います。
ビタミンＣはほとんどの野菜や果物に含まれていますが、注意していただきたいのは
芋類以外に含まれるビタミンＣは加熱で壊れやすいため、できるだけ生で食べることをおすすめします。

■ビタミンＣが摂れるレシピ例
＜パプリカのスムージー＞
パプリカ1個、牛乳200ｃｃ、はちみつ大匙1杯を全て一緒にミキサーにかける
＜ポトフ＞
じゃがいも、にんじん、キャベツ、ブロッコリー、ウインナーをコンソメで煮る
等はいかがでしょうか？

もし、肉体疲労が強い場合は、
・筋肉疲労が強い・・・体を十分に休養させるとともに、乳酸の代謝を促すビタミンＢ１を摂る
・倦怠感が強い・・・体を十分に休養させるとともに、栄養バランス、生活リズムを見直す
ことが大切になります。

■ビタミンＢ１を多く含む食材
玄米、胚芽米、豚赤身肉、大豆製品、ごま、うなぎなど

■倦怠感改善のための食生活のポイント
・アルコールやお菓子などを減らす
・麺類や丼ものなど、糖質比率の高いメニューよりも、ごはん＋おかず数品の定食を食べる
→糖質やアルコール、菓子類などはビタミンＢ１を多く消費するため、代謝が乱れて倦怠感が強くなる場合があります。

・揚げ物や洋食など、脂の多い料理より、消化の良い和食を心がける
→脂の多い食事は消化に時間がかかるため、内臓に負担がかかって食欲低下や倦怠感を生じることがあります。

・規則正しく3食食べる
→1食でまとめて食べると消化器に負担がかかるため、規則正しく3食食べるか少量頻回食の方が負担を軽減できます。

疲れを解消するという観点から、食欲を回復できる方法をいくつかご紹介させていただきましたが、
まぁみさんさんのお知りになりたかったことは解決できたでしょうか。
何か少しでもお役に立てれば幸いです。
また何かありましたらご相談ください。

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