漢方薬の副作用

ご質問ありがとうございました。
そうですね。胃を荒らすといいますか、葛根湯自体が、実症といって、比較的体力のある方に使います。
風邪もひき初めといいますが、比較的体力があって、これから熱が出そうな感じに用います。
それゆえ、引き初めで既に汗をかいていたり、ぐったりしている状態で使うと、体が逆に衰弱してしまいます。

胃への作用もそうです。胃腸が弱っているときに葛根湯を使うと、簡単に言うと衰弱するようになってしまいます。

テレビCMなどで、風邪の引き初めにはなんでも葛根湯がいいように言っていますが、漢方薬は体調に合わせて使うものなので、
その使った時には、胃が疲れていたり（胃腸の風邪も含めて）、引き初めと言っても少し体力消耗をしている状況だったのかもしれませんね。

引き始めで、既に汗が出ていたり鼻水が出る、体力の比較的ない人でしたら、桂枝湯（けいしとう）を使うことがあります。
今後、ご検討くださいませ。

相談者からのお礼

丁寧なご回答ありがとうございました。とても参考になりました。