相談者:笹木さん(29歳/女性)
砂糖の種類が多くて、よくわかりません。
精製の度合いによって変わるのでしょうか?
さとうきび→さとうきびのしぼり汁を固める(黒砂糖・和三盆)→→サトウキビの汁に石灰乳や遠心分離機を使い原料糖(粗糖、きび糖)を作成する→糖蜜を除く(洗双糖)→石灰乳や炭酸ガスでさらに精製する(グラニュー糖・上白糖)→細かく砕く(粉糖)
上記のような工程で分けられていると言う理解でよろしいでしょうか。
これからいうと、より工程が少ない砂糖は栄養価が高いと言えそうでしょうか。
お悩みを専門家に相談しませんか?
カラダメディカでは、Q&Aを見るだけでなく内科医や産婦人科医、カウンセラーなどをはじめとする様々な専門家に相談することができますので、ぜひ相談機能もご検討ください。
食事
相談者:笹木さん(29歳/女性)
砂糖の種類が多くて、よくわかりません。
精製の度合いによって変わるのでしょうか?
さとうきび→さとうきびのしぼり汁を固める(黒砂糖・和三盆)→→サトウキビの汁に石灰乳や遠心分離機を使い原料糖(粗糖、きび糖)を作成する→糖蜜を除く(洗双糖)→石灰乳や炭酸ガスでさらに精製する(グラニュー糖・上白糖)→細かく砕く(粉糖)
上記のような工程で分けられていると言う理解でよろしいでしょうか。
これからいうと、より工程が少ない砂糖は栄養価が高いと言えそうでしょうか。
笹木さん、こんにちは。管理栄養士の松本です。ご質問に回答させていただきます。 砂糖の種類は本当にたくさんあり、何が違うのか悩みますよね。 笹木さんの記載してくださったような、精製方法の違いで分けられていると考えていただいて大丈夫です。 栄養価については、まず砂糖は「含蜜糖」と「分蜜糖」の2種類に分けられるのですが、その2種類でミネラルの含有量が異なります。 「含蜜糖」:原料から結晶化により、蜜を分離しないで製造する(黒砂糖、白下糖→和三盆、赤糖) ※黒砂糖等を精製する際も石灰等を使用します。 「分蜜糖」:原料から結晶化により、蜜を分離して製造する(含蜜糖以外の砂糖) 「含蜜糖」はそのまましぼり汁を固めるので「分蜜糖」よりも栄養価が高くなります。 「分蜜糖」の中では、原料糖や洗双糖の栄養価が少し高いものの、差はほとんどありません。 ちなみに和三盆は、「含蜜糖」の一種である白下糖に水を加えて研ぎ、研いだ砂糖から黒蜜を抜くという作業を繰り返して出来た砂糖なので、栄養価は原料糖と同じ位になります。 以上のように栄養価の差はあまりないので、笹木さんが前述に仰られた味の好みや使いやすさ等で使い分けていただける方法がオススメです。 また何かありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。お待ちしております。
2017/04/09 23:01
笹木さん
グラニュー糖などの白い砂糖よりは、黒砂糖や粗糖の方が甘く感じるのですが、砂糖によって甘みに差はあるのでしょうか。
気のせいでしょうか?
2017/04/11 21:31
笹木さん、こんにちは。引き続き回答させていただきます。 糖度は白い砂糖の方が多いはずなのに、黒砂糖や粗糖の方が甘く感じますよね。 これは黒砂糖や粗糖にミネラル分が含まれるため、甘味を感じやすいといわれています。 ミネラル自体は苦味や塩味のような味なのですが、砂糖に含まれることでそれがコクや独特の深みとなり、甘味を強調させるのかと思います。 「さらっとした甘さ」「ねっとりとした甘さ」など、その砂糖によって異なる特徴を楽しんでみてくださいね。 また何かありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。お待ちしております。
2017/04/11 23:20