上新粉と米粉の違い

笹木さん、こんにちは。管理栄養士の松本です。ご質問に回答させていただきます。
上新粉と米粉の違いについてですね。米粉は広い意味では「米を原料とした粉」として上新粉や白玉粉などをまとめた意味で使われることもありますが、最近では「精白したうるち米をそのまま非常に細かく粉砕したもの」のことを米粉と呼び販売されていることが多いです。一方で上新粉は「精白したうるち米を水に浸けてから粉砕し乾燥させた粒の細かいもの」のことです。
原料は同じうるち米ではあるものの、精製方法の違いにより粒の大きさが変わり、上新粉と米粉では少し食感や出来上がりが異なります。米粉は上新粉より更に粒が細かいため、パン作りやケーキ等の膨らませたりふんわりさせたりする洋菓子に、上新粉はもちもちとした団子などの和菓子に向いている傾向があります。基本的には代用可能なのですが、生地のべたつきや食感が変わる可能性があるのでレシピ通りの材料を使用した方が間違いなく作れるのではないでしょうか。
また「パン用の米粉」として販売されている商品には、パンの弾力を作るために必要な「小麦グルテン」という材料が付加されている米粉があります。原材料を確認して小麦グルテンが入っていた米粉を使用するレシピの場合は、上新粉では代用せず、必ずその米粉を使うようにしましょう。
他にも何かありましたらお気軽にご相談ください。お待ちしております。

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