相談者:あやかさん(30歳/女性)
咳がとてもひどく、熱も38度を超えています。現在授乳中ですが、コンタック咳止めなら授乳中でも飲めるかもしれない…という記事をネットで見つけたので、主人に買ってきてもらいました。ですが、以前総合風邪薬を飲んだとき、ひどい脱力感に襲われ、手足に力が入らなくなる症状が出たことがあるので、風邪系お薬は怖いです。ちなみにPLという薬で症状が出ました。水分は取れていますが、咳が中々止まらずしんどいです。コンタック咳止めWを飲んでも大丈夫でしょうか。。
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相談者:あやかさん(30歳/女性)
咳がとてもひどく、熱も38度を超えています。現在授乳中ですが、コンタック咳止めなら授乳中でも飲めるかもしれない…という記事をネットで見つけたので、主人に買ってきてもらいました。ですが、以前総合風邪薬を飲んだとき、ひどい脱力感に襲われ、手足に力が入らなくなる症状が出たことがあるので、風邪系お薬は怖いです。ちなみにPLという薬で症状が出ました。水分は取れていますが、咳が中々止まらずしんどいです。コンタック咳止めWを飲んでも大丈夫でしょうか。。
ご質問ありがとうございました。回答が大変遅くなってしまい、誠に申し訳ございませんでした。
その後いかがでしょうか。タイミングよく回答できずに本当に申し訳ございませんでした。
さて、コンタック咳止め(新コンタック®せき止めダブル持続性)でしたら問題ないと思います。
脱力感ということですが、もしかしたら鼻水のお薬でそうなったのかもしれません。抗ヒスタミン薬という成分で、総合感冒薬や花粉症の鼻炎薬に含まれています。眠気という副作用がありますが、人によってはとても強く出る可能性があります。
また、専門的ですが、コンタック咳止めにもですが、咳止め成分として デキストロメトルファンを使っている市販薬がいくつかあります(処方薬でもデキストロメトルファンは使われていますが)。
この薬を代謝する酵素(CYP2D6)がもともと遺伝的に少ないか、全く働かない人がいます。そういう人は、デキストロメトルファンを代謝できずに、効果がすごく出てしまい、副作用としてめまい、ふらつき、眠気などが酷く出る場合があります。眠気は脱力のような形で現れる可能性もあります。
今回、この成分が入っているコンタック咳止めを飲んで、めまい、ふらつきなどが酷くでるよぅでしたら、もしかしたら、酵素(CYP2D6)が少ないタイプの人かもしれません。
CYP2D6が、少ない、または全くない人は、強い咳止め成分として使われる「コデイン、ジヒドロコデイン」という成分で便秘をしやすいです。ですので、総合感冒薬や医師の処方で、コデインが入っている薬を飲んで、便秘だったなと思うようでしたら、かなり高い可能性があります。
もし、そういう副作用があるようでしたら、今後、薬剤師に相談してみてください。CYP2D6が少ない人が飲むと、副作用が強く出るという薬がいくつかありますので、自分はその酵素が少ない可能性が高い人だということを知っておくと、今後色々な病気をした時に、合った薬を選びやすくなると思います。
※気になるようでしたら、そういう酵素の働きを調べてくれる機関もあります1万円はしないと思いますが。
その他、授乳中でも飲める解熱剤は、以下です。
・イブプロフェンという成分、ロキソプロフェンという成分(ロキソニンなど)、アセトアミノフェンという成分です。
ただ、市販薬にはカフェインが含まれている商品も多いので、カフェインの取り過ぎで授乳には良くないので、もし薬で飲む場合には、普段の飲み物はより控えてください。
・アスピリン(バファリンAなど)という成分は、NGです。
色々長くなりましたが、まとめますと、コンタック咳止めは授乳中は飲んでも大丈夫です。
また、今回お飲みになって、めまいなど副作用が辛いようでしたら、直ぐに中止して、受診して、その旨を医師に伝えて、それ以外の薬を処方してもらうようにしてください。そして、もし咳止めでコデインが出た場合、便秘になるようでしたら、酵素が少ない可能性が高いので、薬剤師に相談して、今後の対策を知っておいた方がいいと思います。
なお、コデインの便秘は、コーラックなどの便秘薬にしてください。漢方のは、授乳中はNGです。ダイオウやセンナは授乳中は止めておいた方がいいです。乳汁移行の可能性があり子供が下痢になることがありますし、母乳の味が変わる可能性があり飲まなくなることもあります。
おだいじになさってくださいませ。
2018/04/03 04:43