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相談者

分娩時の胎児心拍低下について

相談者:やっこさん(29歳/女性)

分娩時の胎児心拍低下について質問させてください。
先日3118グラムの男の子を和痛分娩、陣痛促進剤を使用して出産しました、
子宮口が全開になるのを待つ間、
一度だけ胎児心拍が60台まで低下し、
助産師の方が急いで主治医を呼びに行きました。
主治医が到着し、四つん這いや右、左などクルクルど体勢を変えた所心拍が150台まで戻ってきました。
心拍低下から戻ってくるまでなん分だったか覚えていませんが、長くても5分ほどだったかと思います。
無事に産声をあげて産まれたのですが、
低酸素状態が続いたことから
脳の障害や、発達障害が家族で気になっています。
確率はどのくらいあるのでしょうか。
やはり覚悟しておいた方がいいですか?

相談者に共感!

1

2019/01/31 16:58

やっこさん、こんにちは。
胎児心拍の低下パターンは大きく分けて3つあります。
1つは早発一過性徐脈です。これは、分娩が進行して赤ちゃんが下がってきたときに頭が産道で圧迫されることで生じるもので、陣痛が始まると共に心音が低下して陣痛が治まると元に戻るというパターンになり、特別な処置は必要としません。
2つめは遅発一過性徐脈といって、胎盤機能が低下して赤ちゃんが低酸素状態となることで起こるものです。陣痛が始まってからしばらく遅れて心拍が低下するものです。この場合はできるだけ赤ちゃんを早く出して上げる必要があります。また、母体に酸素を吸入していただくこともあります。
3つめは変動一過性徐脈です。これは陣痛がくるタイミングとは関係なしに心拍数が低下するもので、原因としては臍帯や胎盤の血管が圧迫されることが考えられます。対応としては母体の体位変換を行うことが試みられます。
今回は胎児心拍が60台まで低下した際に体位変換が行われたということですので、おそらく変動一過性徐脈と判断されたのでしょう。その後心拍数が戻っているようですので、後々に障害が起こる原因とはならないと思います。ご心配されることはないでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。どうか、お大事になさっていただきたいと思います。ご相談をいただきまして大変ありがとうございました。尚、他にもご心配なことがあるようでしたら、ご遠慮なくご相談をいただきたいと思います。

回答に納得!

1

2019/01/31 17:09

相談者

やっこさん

お返事ありがとうございます。
そうなのですか。低酸素状態があると胎児に障害が残る可能性があると助産師さんに言われたのを今更になって主人と思い出しました。
例え5分続いていたとしても、それによる障害はほぼないということでよろしいでしょうか。

相談者に共感!

1

2019/01/31 17:16

やっこさん、こんにちは。
生まれた赤ちゃんが蘇生を必要とするような状態、すなわち新生児仮死であり低酸素状態が長く続いていたということではないのでしょう。変動一過性徐脈が5分間くらい続いても、その後心拍が回復していて生まれた赤ちゃんが元気に泣いたということであれば、それによる障害の可能性を考える必要はないと思います。

回答に納得!

1

2019/01/31 17:47