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甲状腺がん、乳頭癌と診断されたが、誤診の可能性は?

相談者:amyさん(27歳/女性)

甲状腺がんについて教えてください。
主人が甲状腺がんと診断されました。
1つめの病院では1.5センチの悪性腫瘍、乳頭癌であること
甲状腺半分摘出と言われました
しかし少し心配になり
2つ目の病院へ
そこでは2.2センチの腫瘍ででリンパにも転移あるかも?全摘が望ましいとの事。
主人が聞いただけなのでニュアンスは分かりませんが「進行性のがん」と言われたと。

進行性とはいったいどういう意味でしょうか、とても引っかかります。
また、1.5センチと言われたものが再度エコーで2.2センチと言われたのは、たった2週間ほどでそれほど成長したのか、エコーでの誤差なのか、、
1つめの病院で乳頭癌であるといわれたのに、未分化がんやその他髄様癌など、診断結果が変わることはあるのでしょうか??
乳頭癌であることと未分化がんであることは全くの別問題のような気がして絶望してしまいます。
手術自体はそこまで急いでるふうではなく、11月に手術予定ではあります。

あるサイトでこういう記載を発見したのですが、
細胞診で乳頭癌と診断されていれば、未分化癌等だったという確率は低いということでしょうか?

穿刺吸引細胞診
注射針で甲状腺のしこりを穿刺し、細胞を吸い出して診断するものです。超音波で見ながら行うことが多いです。乳頭がんはそもそも、その細胞の所見で定義されるがんですので、細胞診による診断に適しているといえます。細胞が確実に採取されていれば、95%以上の確率で乳頭がんを乳頭がんと診断できます。また、細胞診で乳頭がんと診断されたしこりが乳頭がんでない確率は非常に低いです。

よろしくお願いします。

相談者に共感!

1

2019/10/15 22:13

amyさん こんばんは。御質問拝見しました。

ご主人のこと、ご心配のことと思います。

進行性の癌というのはリンパ節などに転移しやすい癌ということではと思います。

癌の大きさの差ですが エコー検査ではプローベの当て方や検査する角度などで誤差が生じたものではと思われ、2週間で大きくなったものではないと思われます。

1つめの病院で乳頭癌であるといわれたのはエコー検査だけですか?エコー検査でもある程度どのタイプの癌か推測可能だと思いますが最終的な診断はやはり病理組織検査(穿刺吸引細胞診)になると思います。

「細胞診で乳頭癌と診断されていれば、未分化癌等だったという確率は低いということ」です。しかし乳頭癌の中には未分化癌にかわることもあるとされていますので経過を見ていく必要はあると思います。

回答に納得!

1

2019/10/15 22:27

相談者

amyさん


とても分かりやすく教えて頂きありがとうございます!!!
乳頭癌という診断は、穿刺吸引細胞診の結果を受けて言われたことです。
未分化がんに変化する可能性はゼロではないが、今のとこ乳頭癌に変わりはなく、乳頭癌の中でもリンパ節に転移しやすい、もしくは転移している癌であるということなのですね。

未分化がんでの生存率をみて絶望しましたが、ひとまず胸をなでおろしたいと思います。

CTを見る感じは、他に転移はないであろうとの見解でしたが、PETを受けてみる必要はありますでしょうか?

また、リンパ節に転移していた場合は、やはりリンパに乗って全身に癌が回っている可能性が高いという意味での進行性がんということでしょうか??
甲状腺がんのリンパ節転移は比較的大人しいと書かれていますが、全身に飛び火し、普通のがんと同じようにそこらじゅうに転移する可能性もあるのでしょうか?

相談者に共感!

1

2019/10/15 22:54

お返事拝見しました。
そうでしたか。すでに穿刺吸引細胞診は受けられて診断もついているのですね。そしてCT検査もされているのですね。

乳頭がんは危険度が低く、進行が遅いことが多く、若い人ほど予後もいいとされています。ただ、中には周囲の臓器に浸潤する進行・再発甲状腺がんもあります。

甲状腺がんで術前にPETCT検査を考慮したほうがいい場合は
リンパ節転移が認めらるような進行がん
より悪性度の高い癌、
などの場合、とされています。そのあたりは主治医が判断されると思います。

乳頭がんの場合のリンパ節転移について、乳頭がんはもともとリンパ節転移を起こしやすいですが、一般に腫瘍の成長は遅く、治る確率も高いとされています。

また、リンパ節転移以外に遠隔転移をしてないケースは、予後も良好で手術で良くなるとされています。

回答に納得!

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2019/10/15 23:24