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整形外科

相談者

骨粗鬆症の治療について

相談者:けいさん(48歳/女性)

70代母についてのご相談です。
10年位前から骨粗鬆症と診断され、ここ数年はリカルボン錠を内服して治療をしております。
数年前にリカルボン錠にプラスして、エディロールカプセルとLアスパラギン酸Ca錠を内服したのですが、便秘の為に飲んでいるマグミット錠との併用の為か、高マグネシウム血症のような症状が出て、今はリカルボンのみの内服です。
内服治療をしていても、大腿骨頸部のYAM値が低くくなっているので、注射による治療を勧められているようです。
最近のデータですと、大腿骨頸部の骨密度は0.560g/cm2・YAM値は58%です。
1年前のYAM値は59%、2年前のYAM値は64%です。
注射は毎日自分で打つタイプ、1週間に1度のタイプ、1ヶ月に1度のタイプ、3ヶ月に1度のタイプ、半年に1度のタイプなど、色々あるようです。
薬の副作用が出やすい体質の為、注射での治療を心配しております。
大腿骨頸部のYAM値が58%程度ですと、このまま内服による治療では難しいのでしょうか?
もっと数値が落ちてきてから注射の治療をしてもなかなか上がらないので今のうちに注射の治療を始めた方が良いと言われているようです。
できれば、副作用を心配しており、母も内服での治療を継続したいようです。
どうぞ、宜しくお願い致します。

相談者に共感!

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2019/11/06 15:52

こんにちは。御質問拝見しました。

副作用の心配をされているようですが 注射 薬の中でも 飲み薬に比較して、副作用が少なく、骨量を今まで以上に増加させる注射 薬も新しく出てきています。
そのようなことも考慮されての医師からのお話だったのではと思いますが ご心配なことはまず主治医にご相談されてみるといいと思います。
ここにかかれたように「薬の副作用が出やすい体質の為、注射での治療を心配しているのですが」とお尋ねになって納得したうえてどちらの治療を行うか選択されるといいと思います。
また何かありましたらいつでもご質問ください。

2019/11/06 16:21

相談者

けいさん

御回答有難うございます。
注射薬の中でも比較的副作用の少ないタイプの薬はどんなものがありますでしょうか?
宜しくお願いいたします。

2019/11/06 16:33

質問、有難うございます。
骨粗鬆症に対する点滴に関する質問ですね。
そういった点滴については、複数の種類が存在します。
その中で、自分(内科医師)はプラリアという薬剤を好んでいます。
整形外科医師も処方する点滴薬です。
値段は高いですが、6か月毎に注射するタイプで、通院負担も少ないと思います。

回答は以上です。
他に疑問が有りましたら、気軽に相談して下さい。

2019/11/06 18:14

相談者

けいさん

御回答有難うございます。
プラリアという注射があるのですね。
プラリアという注射は、先程、書き忘れてしまいましたが、エディロールカプセルやLアスパラギン酸Ca錠といったカルシウム剤やビタミンD剤を併用していく必要がありますでしょうか?
できれば、注射のみの治療で、カルシウム剤やビタミンD剤の併用をしなくて良い注射の治療の方が、母も安心するのではないかと思っております。

2019/11/06 18:24

ご相談内容拝見いたしました。
プラリアという薬剤は、強力に骨吸収を抑制する薬剤であるため、
「低カルシウム血症」という副作用を呈することがあります。
それは投与初期にみられ、ふつう皮下注射を繰り返すたびにリスクは少なくなっていくのですが、
通常は活性型もしくは天然型のビタミンD3剤を併用して、低カルシウム血症を防ぐというやり方をします。
エディロールの併用であれば、これ自体が優秀な活性型ビタミンD3剤なので、いわゆる「カルシウム剤」であるLアスパラギン酸Ca錠の併用はしないでもよいと思います。
なるべく注射だけで・・・と思われるとは思いますが、必発ではないにせよ、低カルシウム血症を防ぐ目的で、天然型(キノコなどに含有されているもの)のビタミン剤である、「デノタスチュアブル」であれば安全に併用できるのではないかと考えます。

回答に納得!

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2019/11/06 18:31

相談者

けいさん

ご丁寧な御回答有難うございます。
とても分かりやすかったです。
自分なりに少し調べてみましたら、プラリアという注射薬の他に、イベニティ、テリボン 、フォルテオという注射での治療もあるようでした。この他にもあるのかもしれませんが、それぞれ、この3つの治療薬では、エディロールやLアスパラギン酸Caのようなカルシウム剤、ビタミンD剤は、プラリアと同じように併用していくものなのでしょうか?
宜しくお願い致します。

2019/11/06 20:12

ご質問ありがとうございます。
イベニティ、テリボン 、フォルテオ・・・は、基本的には「単独で投与可能な薬剤」です。エディロールなどの薬剤の併用は不要だと考えます。
しかし、
イベニティは・・・1ヵ月に1回、12ヵ月皮下投与
テリボンは・・・週一回、最大24か月皮下投与 ※近々、月2回皮下へ自己注射の製剤も出る予定です。
フォルテオは・・・毎日一回、最大24か月皮下へ自己注射
と投与の間隔が異なりますし、病院で医療従事者に実施してもらうか、自己注射か・・・といった違いもあり、
それぞれの患者さんごとの、病態や、状況などで使い分けることになります。
効果の点ではどれがいいとか悪いとかではなく、相性の良し悪しが、継続の可否に影響します。
いずれもいい薬剤であることは間違いないと思います。

2019/11/06 21:47

相談者

けいさん

分かりやすい御回答有難うございます。
イベニティは12ヶ月の継続治療
フォルテオは24ヶ月の継続治療
テリボンは24ヶ月の継続治療
基本的にはこのような感じと思って良いのでしょうか?
通院の頻度なども考慮したいと思います。

2019/11/07 15:25

お返事拝見しました。
そのような理解でいいと思います。

イベニティは12ヶ月以上の投与については検討されておらず、フォルテオ、テリボンは24ヶ月投与まで、になっております。

また何かありましたらいつでもご質問ください。お大事になさってください。

2019/11/07 15:32