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婦人科

相談者

エコーの誤差の振り幅が大きすぎるかもしれません

相談者:すずさん(29歳/女性)

昨日はありがとうございました。
あれから先週などのエコーの紙と見比べてみたのですが、先生に指摘されたことがなかったのですが大腿骨は1週間~1週間5日分位は週数よりも長く、腹囲は3~5日分程度大きめみたいです。
でも頭囲は先週も1週間分小さく出ていて、昨日は2週間2日分小さいから心配ということになったようです。
心配していたからかあの後に先生が看護師さんと病室まで来て下さり、「何度も言うけど今日は頭が小さく写ったけどこの1回ではわからないから…今すぐ何かしなきゃ行けない状態ではないから」と言われました。
頭が小さくて他の部分は週数より大きくなっているのなら、何でしょう?
34週で小頭症とか、そういうものが分かったりすることはあるのでしょうか?考えられる障害とかはあるのかなと思ったのですが。先生は急いでいたのかそこまでは説明をして下さらなかったので。

相談者に共感!

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2020/01/17 06:21

すずさん、おはようございます。
大腿骨と腹囲は週数の平均よりも少し大きめで、頭は少し小さめということですね。
頭囲はHCと表記されますけれど、頭の大きさを評価する基本はBPD(児頭大横径)です。
いずれにしても、週数の平均値よりも小さい場合には数値が小さく出ると思います。
先週は1週間分小さく出ていて、昨日は2週間2日分小さかったということだと思いますけれど、およそ1週間の間にこれだけの差が出てしまうというのは、計測誤差が多分に影響しているのではないかと思います。医師が頭が小さく写ったけどこの1回ではわからないというのも、この誤差の可能性があることをいわれていると思います。決まった方法で計測されていると思いますけれど、赤ちゃんの位置や羊水量などの影響で正しく計測するのが難しいことはよくあることです。これまでに、頭の形などに問題がなかったのであれば、気にされることはないと思います。頭が小さく測れているというのは、赤ちゃんのプロポーションすなわち個性と計測の技術的問題です。ご様子から考えますと、このままご心配されずに赤ちゃんの発育を見守ってあげていただくのがよろしいかと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。どうか、お大事になさっていただきたいと思います。そして、元気な赤ちゃんを産んでいただきたいと願っております。ご相談をいただきまして大変ありがとうございました。

回答に納得!

1

2020/01/17 08:24

相談者

すずさん

かなり早い段階から頭の形が若干前後に長い楕円形と言われていました。
ただ、その場合は横幅が小さいから補正して頭囲で測ると言われて、それで見てもらえると正常範囲内くらいにおさまると言われていたのであまり深く考えてはいませんでした。
昨日は突然、今日は何度補整して測っても小さくなっちゃうからまた来週見ようと言われました。
頭に異常などあるのかと聞いたらそうではないし他の部分も詳しく見て見たけどそういう様子もないということでした。頭の形も楕円形ではあるけれど歪とかではないからとのことです。

相談者に共感!

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2020/01/17 08:46

すずさん、こんにちは。
早い段階から頭の形が若干前後に長い楕円形と言われていたということで、BPDからHCで評価しようということになったのですね。赤ちゃんの胎位は逆子ではないでしょうか。特に逆子の場合には、頭の形が前後に長くてBPDが小さめに出ることがあります。
昨日は何度補整して測っても小さくなるということですけれど、おそらく赤ちゃんの頭の向きの関係もあったのではないかと思います。頭の形も楕円形ではあるけれど歪とかではないということですと、あまり気にされることはないと思います。

回答に納得!

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2020/01/17 10:09

相談者

すずさん

逆子のときもあったようでしたが本当に最初の頃だったように思います。
逆子に多いけれどたまに頭位の子も頭が楕円形の子はいるからとしか言われませんでした。
また、前置胎盤だと楕円形になりやすい?というようなことを仰っていた先生もいました。

相談者に共感!

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2020/01/17 11:10

すずさん、こんにちは。
現在は逆子ではないということなのですね。それと、前置胎盤ということでしたね。
前置胎盤の場合も赤ちゃんの頭は骨盤に入ってくることが出来ません。頭位で前置胎盤ではない場合には赤ちゃんの頭は骨盤腔に入ってくるので、周囲から圧迫されるためか丸い形になりやすいのですけれど、前置胎盤も逆子の場合と同じで骨盤腔に入れないことで圧迫が加わらないからでしょうか、楕円形になることも珍しくありません。

回答に納得!

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2020/01/17 12:22

相談者

すずさん

頭の形はおかしい訳ではなくて良かったです。楕円形なのは個性の範疇ということですね。

赤ちゃんが来週も大きくなっていなかったりまた頭が小さかったらどうしようと入院中ではありますが不安で仕方ありません。
もし、体重が増えなかったり頭が小さいとどんな可能性が考えられるのでしょう?
今は胎動もかなり活発であり、昨日先生は頭以外の部分を時間かけて見てくれましたがやはり異常は今までと同じく何も指摘されていません。また、助産師さんもお腹が前よりすごく大きくなったと言っていましたが、やはり心配です。

2020/01/17 13:10

すずさん、こんにちは。
前置胎盤の関係で頭が細長い形になっていて頭の周囲の大きさを測っているということですけれど、これは案外難しいことがあります。おそらく児頭大横径を計測する断面を描いて計測していると思いますけれど、超音波で頭の断面像を描く際にはどのような断面をとるのかで見え方が大きく違ってしまいます。たとえばソーセージを切る場合をたとえにして考えてみると、真横に切った場合には断面が小さくなりますけれど斜めに切ると大きくなりますね。斜めの断面の周囲を測ると大きく測れますけれど、真横に切った断面ではその周囲は小さくなります。ということで、1週間ごとに描く断面の部分が違っているとすれば測定誤差が生じることはあり得ますので、ご心配されている誤差の振り幅が大きすぎるということも起こると思います。
体重が増えなかったり頭が小さいとどのような可能性があるのかということについては、子宮内胎児発育遅延(FGR)という可能性も考えられるのですけれど、大腿骨と腹部周囲が平均よりも少し大きめということですので、その心配はあまりないのかも知れません。1週間単位といったように小刻みに計測すると、誤差が出たりすることによって大きな発育の流れがつかみにくいのですけれど、もう少し観察の幅を大きくとって見ると良いかも知れません。
胎動が活発なことについては、これも前置胎盤の影響で赤ちゃんの位置が定まりにくいことも関係しているかも知れません。いずれにしても、元気であるということになると思います。

2020/01/17 13:36

相談者

すずさん

とても分かりやすい回答ありがとうございます!!先生は1度横幅を測ってから、それを元に丸い円みたいなものを出して頭囲を計測していたようです。今までそれで正常範囲内におさまっていたのですが、昨日は突然2週間2日分遅れと言われましたので心配になりました。
体重は今回頭が小さい測定値だったためか腹囲も大腿骨の長さも前回と同じく数日分ほど大きかったのに、前回と体重が同じような結果になったのかもと言われました。

ここ3週間くらいは毎週150~200グラム位ずつ増えていて安心していたので心配になりしたが、やはり小刻みだと難しいのですね。上の子の時も1度この時期くらいに前とあまり体重が変わらなくて不安になった時がありました。

胎児発育遅延の場合は全体が遅れるのですか?頭だけ発育が遅れる病気などあるのかなと思ったのですが…

この時期になったら普通は胎動も減りますよね。

2020/01/17 14:00

すずさん、こんにちは。
たとえば外来診察で1週間に1回の健診間隔になったときに、うまく測れなくて前回よりも小さな数値が出てしまうことがあります。しかし、実際には縮んでしまうことはありえません。先ほどの回答のように、もう少し大きな時間幅で発育を評価していただくと良いと思います。
子宮内胎児発育遅延の場合には、頭と大腿骨、腹部周囲のどれもが同じように小さくなる場合と、頭や大腿骨の発育は普通だけれど腹部周囲が小さめすなわち痩せ型の体型で推定体重が小さい場合があります。
染色体異常などの場合には前者のタイプ、胎盤機能に問題がある場合には後者のタイプになることが多いようです。現在は頭が小さめに評価されているようですけれど、大腿骨と腹部周囲が少し大きめということですので、少なくとも前者のタイプとはいえないように思います。
妊娠末期になって胎動が減るのは、児頭が下がってくること、羊水量が減ってくることが関係しているのですけれど、34週ということですとまだ胎動が減る時期にはならないでしょう。しかも、前置胎盤ですので頭は下がってくることはないはずですので、さらに週数が進んでもしっかり胎動があるのではないでしょうか。

2020/01/17 15:25

相談者

すずさん

今、産科の回診に医長の先生が来てくれました。不安なことはありますかと聞かれたので、昨日のエコーで赤ちゃんが小さかったことや、大腿骨やお腹周りは成長していたのに頭囲があまり変わらなかったと言うと、それは前置胎盤の特徴と言われました。胎盤で頭が圧迫されるぶんどうしても頭の形が楕円形になったりしやすいし、綺麗に測れないことがあるから次回もう一度見ましょうと言われました。頭の形のことも、頭が小さめだったこともおかしなことではないようで、少し安心しました。

実は私は腰椎椎間板ヘルニアの既往があるのですが(中3~高校1年生くらいのときコルセットで対処しました)今回は腰椎麻酔で大丈夫だろうと言われたのですが、麻酔が効かないとか、注射で腰の痛みが悪化したりはしますか?

2020/01/17 17:15

すずさん、こんにちは。
腰椎椎間板ヘルニアの既往があるということですと、病変のある部分の椎間腔が狭くなっている場合があり、そこからの腰椎穿刺や硬膜外穿刺はやりにくいことがあるかも知れません。ですが、針が入りにくければ入りやすい場所を探しますので、ご心配されることはないでしょう。腰椎の変形が疑われる場合には、あらかじめ腰椎のX線写真を撮影して、穿刺部位を決めたりすることもあります。麻酔が効かないとか、注射で腰の痛みが悪化したりすることはないでしょう。

2020/01/17 17:41

相談者

すずさん

腰椎麻酔は痛いでしょうか?骨の間に刺すというと痛いイメージしか浮かばないです。
母に聞いても痛かったような気もするけど忘れたと言われて、友人に聞いたら痛いと言うより強く押される感じがしたとか…。

どこの骨なのか覚えてるかと聞かれましたが覚えていないのと、その地元の整形外科が10年くらい前に閉院しているのでもうカルテの取り寄せも出来ません。妊娠中でもX線検査はできますか?

2020/01/17 18:12

すずさん、こんにちは。
腰椎麻酔で使う針はかなり細い針なのですけれど、細い針を使う場合にはガイドのための太い針を刺す必要があります。この針を刺す時には当然痛みがありますので、それに先立って局所麻酔を行うのが普通です。ただし、局所麻酔を行う際には少しチクッとします。局所麻酔を行った後は、ご友人に聞かれたとおり痛いと言うより強く押される感じというのが当たっていると思います。ところで、腰椎麻酔で手術を行うとしても、術後の鎮痛目的で硬膜外カテーテルを留置することもよく行われます。このカテーテルを挿入する際にも針を刺しますので、その前に局所麻酔を行います。
妊娠中でも腰椎のX線検査はできますし、そのくらいの被曝線量であれば赤ちゃんへの影響もご心配されることはないと考えます。

2020/01/17 18:22