相談者:はなさん(53歳/女性)
鬱病で4年前より抗うつ薬を止めてます。
ルネスタとデザレックス、リリカ、ノイトロピンを飲んでます
鬱の予防に加味帰脾湯をのんでますが、すごくトイレが近いので、他の漢方にしようか迷ってます。
症状は、引きこもり、予期不安、抑うつ、不眠です。
桂枝かりゅう骨ぼれいとうか、
柴胡桂枝かんきょうとうの違いを教えて下さい。
よろしくお願いいたします。
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お薬
相談者:はなさん(53歳/女性)
鬱病で4年前より抗うつ薬を止めてます。
ルネスタとデザレックス、リリカ、ノイトロピンを飲んでます
鬱の予防に加味帰脾湯をのんでますが、すごくトイレが近いので、他の漢方にしようか迷ってます。
症状は、引きこもり、予期不安、抑うつ、不眠です。
桂枝かりゅう骨ぼれいとうか、
柴胡桂枝かんきょうとうの違いを教えて下さい。
よろしくお願いいたします。
はなさん、こんにちは。
ご相談拝見いたしました。
現在、症状の予防に漢方薬を服用されているのですね。
さて、現在内服中の加味帰脾湯、柴胡桂枝乾姜湯、桂枝加竜骨牡蛎湯ともに不安や不眠の症状に使われることのある漢方ですね。それぞれ構成されている生薬成分が違うのですが、体質虚弱、体力が比較的少ない方に適しているというところは共通しております。
柴胡桂枝乾姜湯はより口の渇きや冷えのぼせが強い方に向いているといわれます。桂枝加竜骨牡蛎湯はよりお腹のあたりが緊張して、イライラがこみ上げてくるような症状のある方に向いているといわれます。加味帰脾湯でトイレが近いとのことですが、茯苓という生薬が関わっている可能性があるかと思います。茯苓は水の廻りを良くして、余分な水分をからだの外に出す働きがあるといわれております。
こちらでは一般的に適するといわれている症状などを上げましたが、漢方薬を使用する際にはその方の体質や状態をよくみて選んでいくのが原則かと思います。
現在の状況を主治医の先生にお伝えいただき、お薬を検討していただくことをお勧めいたします。
また何かありましたらいつでもご相談くださいませ。
とでも、詳しくありがとうございます。
2020/10/28 15:07
はなさん
先生、とても詳しくありがとうございます。
引き継ぎ、宜しくお願い致します。
漢方は月単位で変わり、ツムラの柴胡加竜骨牡蛎湯を3年服用してました。
大黄が含まれて下痢になるのでやめ、その後はいろんな漢方を試し、現在は2週間前から抑肝散を朝晩一日2回、補中益気湯を朝昼晩です。
漢方はかれこれ5年
位前から飲んでます。
現在はリリカ一錠を朝晩1日2回、ノートロピンを2錠ずつ朝晩・デザレックスを一錠
ルネスタを一錠のんでいます。
下痢の時頓服で、イリボーと正露丸クイックCです。
外出時はルネスタではなく、ロゼレムと使い分けてます。
頻繁なガスや排便は何が原因ですか?
漢方をのんで5年体が一回りも大きくなり、浮腫み、ガスが前より良く出るようになりました。
どの薬が、問題でしょうか?
2020/11/04 15:58
はなさん、こんばんは。
ご相談拝見いたしました。頻繁な排ガスや排便、そして浮腫みにお悩みなのですね。
さて、原因の1つとしてお薬の副作用の可能性もあるかと思いますが、添付文書上ではどのお薬も頻度不明、もしくはそれほど頻度は高くないと考えます。
下痢の原因としてはお薬以外にも様々考えられるかと思います。消化不良となるような刺激物などの取りすぎや、お腹が冷えるような食べ物の過剰摂取など食事に関わることは影響が大きいと思います。また、胃腸は特にストレスの影響を受けやすいと言われております。自律神経の乱れによっても下痢が起きることがありますので、この点に関しても原因の1つとして考えられるかと思います。
浮腫みの症状に関しては漢方薬の副作用である可能性があるかと思います。抑肝散、補中益気湯ともに「甘草」という生薬を含んでいますが、この甘草の量が重複により多めになったり、長期での服用で浮腫みや血圧上昇などの副作用が出ることがあります。この時には血中のカリウムという成分の濃度が低くなりますので、一度採血で確認していただくことをお勧めいたします。
まとめさせていただきますと、下痢や排ガスに関しては薬の副作用の可能性もありますが、可能性としては低いかと考えます。ただし、薬の変更があったタイミングから症状が出現したのであれば薬の副作用を原因の1つとして疑ってみても良いかと思います。漢方を飲み続けることにより体質が変わり、下痢をしやすくなるということもあり得るかと思います。また、胃や大腸の検査をしても異常が見つからないということであれば、食生活やストレスなどの生活環境に原因があるかもしれません。それらを見直していただくのも1つの方法かと思います。
浮腫みについては甘草という生薬による「偽アルドステロン症」という副作用であることも考えられますので、医師に相談の上、採血結果を確認いただき異常があった場合には、内服の継続について検討いただくことをお勧めいたします。
以上、少しでも参考になれば幸いに存じます。
どうぞお大事になさってください。また何かありましたら、いつでもご相談くださいませ。
この度は、様々なご指摘を下さり有難うございます。
感謝申し上げます。
フォローさせて頂きたした。
又分からない事がありましたら
宜しくお願い致します。
2020/11/04 22:15
はなさん
お早うございます。
元々抗うつ剤を止めて、何か飲まないと不安で
漢方飲み始めました。
漢方以外で何か、鬱に効く薬はありますか?
最近ヘルペスが鬱の原因とニュースで見ました。
医療用ビオフェルミンは、飲み続けて耐性付きませんか?
抑肝散と補中益気湯には両方とも、甘草が含まれます。
だから太ってたのですね。
では甘草が含まれてない、不安に効きやる気を出す漢方は、何がありますか?
2020/11/05 08:29
はなさん、引き続きのご相談ありがとうございます。
そうだったのですね。何かお薬を飲まないと不安な気持ちもお察しいたしますが、鬱には様々なアプローチがあると思います。
例えば、医学的な根拠があるかは定かではありませんが、ハーブティーで気持ちを落ち着かせたり、アロマテラピーなど香りを用いて気分の変調を安定させるなど様々な方法があるかと思います。
現在はどんなお気持ちなのか、またどんな時に気持ちが楽になったり、リラックスしやすいのかをご自身で見直してみるのも鬱の改善に近づくかと思います。
ヘルペスウイルスが鬱の原因という研究結果はあるようで、ストレスが関連しているようですね。また、ヘルペスウイルス感染により神経痛が長く続くため、その痛みの辛さで鬱傾向になる場合もあるようです。
医療用のビオフェルミンについてですが、もともと腸に常在して増えたり減ったりを繰り返しているため、薬により耐性がつく可能性は低いかと考えます。
抑肝散と補中益気湯には両方とも、甘草が含まれまますが、だから太ったとは言い切れないところです。
「太った」と言いましてもどんな状況かはこの場では詳しく分からないのが現状ですので、その他にも原因があるかもしれません。
甘草の副作用の偽アルドステロン症の初期症状の1つである浮腫みの可能性も否定はできませんが、必ずしもそれが原因とはこの場でははっきりとは断言はできません。一般的には甘草の含有量2.5gを超えると副作用出現に注意する必要があるといわれます。抑肝散と補中益気湯を合わせますと甘草の含有量は3gになりますので、副作用には注意が必要かと思いますが、必ずしも副作用が出現するとは限りません。
また、医療用漢方製剤148品目のなかで,甘草を含有しているものは109処方あり、70%近くの漢方処方に配合されていることになります。そのため、甘草の含有量が2.5gを超えない範囲で選択いただくのが現実的かと思います。甘草を含有しないもので不安に使用されるお薬として半夏厚朴湯が挙げられます。半夏厚朴湯は気分がふさいで、特に喉のあたりにつかえ感がある方に適していると言われております。
現在服用中の漢方に関しては、副作用が漢方が原因なのかきちんと医師に判断していただき、今後の内服について検討いただく必要があるかと思います。
以上、少しでも参考になれば幸いに存じます。
どうぞお大事になさってください。また何かありましたら、いつでもご相談くださいませ。
しず先生、とても細かくアドバイス頂きありがとうございます。
2020/11/05 22:20
はなさん
不安や鬱、不眠に良い漢方は
半夏こうぼくとうの他に、何がありますか?
体力中程度で、もの凄い冷え性です。
肩こり、腰痛もあります。
お灸や葛根湯を飲むと肩こりはいいですが、
脊柱管狭窄症の腰は、痛くなる気がします。
2020/11/06 15:03
はなさん、引き続きご相談ありがとうございます。
不安や鬱、不眠に良いとされる漢方薬ですが、冷え性に加えて肩凝りがあるということで、血流が悪くなっていることも考えられます。その点を考慮しますと、加味逍遙散も候補の1つとして挙げられるかとおもいます。また、以前の回答と重複してしまいますが、柴胡桂枝乾姜湯も冷え性の方には良いかと考えます。
また、脊柱管狭窄症の腰痛やしびれは牛車腎気丸や八味地黄丸で改善した例も報告されています。
いくつか漢方薬を挙げさせていただきましたが、体調や体質を考慮し、はなさんのご意見もすり合わせながら、主治医の先生に選択いただくことをお勧めいたします。
また何かありましたらいつでもご相談くださいませ。
有難うございます。
2020/11/06 20:16
はなさん
先生、回答頂きありがとうございます。
何でも薬のせいにはできませんが、
1月下旬より柴胡桂枝かんきょうとうと、抑肝散を一日一回になりました。
この1ヶ月、1人で外出できたのは、一度です。
補中益気湯を又のみたいです。
胸の下から冷え、家でもズボンの下に
レギンスを履いてます。
胸から上は火照ります。
下痢しやすく、加味逍遙散やペレックスで胃痛
になるので抑肝散よりは抑肝散陳皮半夏がいいのでは?と思います。
おすすめがあれは教えて下さい
甘草のせいか、すごくむくみます。
宜しくお願い致します。
2021/02/16 17:31
はなさん、こんばんは。
ご相談拝見いたしました。現在、柴胡桂枝乾姜湯と抑肝散を1日1回で内服中なのですね。
現在お困りの症状は胸から上はほてるのに、下はものすごく冷えるということと、1人で外出できないということですね。
それから、体質として下痢をしやすく、胃の調子を崩しやすい、むくみがあるということですね。
さて、補中益気湯は以前内服されていて、もう一度再開したいとのことですが、補中益気湯で体力や気を補いつつ、不安や不眠の症状を抑える漢方薬を併用しても良いと思います。
また、抑肝散加陳皮半夏は一般的に体力の弱った方や、胃腸の弱い方に向いているといわれますので。抑肝散で胃の調子を崩していて倦怠感など感じるようでしたら、抑肝散加陳皮半夏の方が合っているかもしれませんね。また、冷えのぼせと一緒にむくみがある方には五積散や桂枝茯苓丸が使われることがありますが、こちらは体力が比較的中程度の方に適してるといわれております。
はなさんの現在の体力や体の様子、また今まで内服してきた漢方でどんな体の変化が起きたかなど、主治医の先生に総合的にご判断いただく必要があるかと思います。
以上、少しでも参考になれば幸いです。また何かありましたらいつでもご相談くださいませ。
相談させて頂き、よかったです、
ありがとうございます。
主治医にも相談いたします。
又わからないことがありましたらよろしくお願いいたします。
2021/02/16 21:01