7.2センチの子宮筋腫とレルミナの服用開始時期

あやべぇとみぃさんさん、こんにちは。
１．子宮筋腫が膀胱を圧迫していることが頻尿の原因と考えられたということですけれど、頻尿はおさまったということなのですね。子宮は完全に固定されているものではなく、姿勢や周囲臓器との関係でお腹の中である程度位置を変えることができます。膀胱を圧迫している子宮筋腫は、子宮の位置の変化とともに膀胱を圧迫しないような位置に変わったことで頻尿が改善したという可能性が考えられると思います。そうであれば、レルミナを服用しなくても頻尿は改善できるかも知れません。
２．レルミナを服用すると子宮筋腫は縮小するので、圧迫症状や貧血は改善できる可能性があります。レルミナを使用できるのは6か月ですので、その後はディナゲストで効果を維持できるかも知れません。ただし、ディナゲストは子宮筋腫には保険適用にはなっていません。医師とご相談されてみられてはいかがでしょうか。
３．股の違和感についてはよくわかりませんけれど、子宮が下垂しているのかもしれません。子宮筋腫が粘膜下筋腫であれば筋腫分娩となり何か出てくるような感じになりますけれど、筋層内筋腫ということですので筋腫分娩にはならないと思います。
４．経腟エコーとMRIで同じ時期に計測した筋腫の大きさに差があるというのは、おそらく計測している断面が違っているということではないかと思います。子宮筋腫の形はまん丸のこともありますけれど、長球形であったりすることもあります。超音波検査ではプローブを動かして観察して筋腫が最も大きく見えるところでフリーズすなわち画面を固定した状態で筋腫の最長径を測ります。一方MRIでは画像の断面を一定の間隔でスライスしますので、見えている断面が必ずしも筋腫の最も大きな部分をあらわしてはいないこともあります。
以上、ご参考になれば幸いです。返信が遅くなり申し訳ありませんでした。
どうか、お大事になさっていただきたいと思います。このたびは、ご相談をいただきましてありがとうございました。

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あやべぇとみぃさんさん、こんにちは。
筋腫分娩というのは、妊娠とは関係ありません。粘膜下筋腫すなわち子宮の中の部屋に子宮筋腫ができて、それが子宮内から垂れ下がってきて腟口付近まで降りてきたり、ときにはちぎれて筋腫を産むような状態になるものです。

あやべぇとみぃさんさん、こんにちは。
（1）もし、子宮が下垂しているということであれば、骨盤底筋群が弱っていることが原因かと思います。筋層内の多発子宮筋腫で子宮が重たくなることだけで子宮が下がってくることはないでしょう。そうしたことがあれば、妊娠して大きくなった子宮も下がってきますよね。でも、実際にはそうしたことにはなりません。
（2）骨盤矯正をする目的で骨盤ベルト等を使うことは、子宮筋腫や子宮そのものに悪影響は及ぼすことはないと思います。